業者に頼むほどでもないし、自分でDIYしたい場合、コンクリートをどこで購入したらいいか分からないですよね。
それに、生コンクリートってどうやって注文すればいいか、そもそも個人に売ってるくれるのか、どうやって運搬されるのか分からないことばかり。
そこで今回は、生コンクリートを個人購入する手順について解説します。
個人でコンクリートを購入してDIYしようと考えている方はぜひ参考にしてください。
生コンクリートは誰でも購入できます
生コンクリートは、基本的に誰でも個人購入可能です。
生コンクリートってどこで販売されているの?どこで買うの?ってまずそこから疑問になりますよね。
近くの生コン業者から購入する、もしくは生コンクリートを扱う商社で購入するか、どちらかになります。
ただ生コン業者から購入する場合は、取引がないと断られてしまうケースが多いので、商社で購入するほうをおすすめします。
商社がわからない場合は、地域別で生コンクリートの共同組合があるので、組合に尋ねるとコンクリートを販売してくれる商社を紹介してくれます。
生コンクリートの価格について
生コンクリートの価格は、配合、強度、地域などによって変わってきます。
あくまで目安ですが、1㎥あたり18000円から24000円ぐらいの間で購入出来ると思っておいて下さい。ただし、休日や時間外、小型少量運搬などをお願いする場合は割増し料金が発生します。
配送ではなく引き取りに行った場合は割引をしてくれたりもします。
地域別のコンクリート共同組合で価格は統一されていますので、販売先で価格が変わってくることはありません。
生コンクリートの配合について
いざ生コンクリートを注文するとなると、業者に「配合」を伝えなくてはなりません。
「配合」というとよく分からないですよね。
そこで、コンクリートを購入する上で一番悩むであろう「配合」について詳しく説明していきますね。
配合とは、コンクリートの種類、呼び強度、スランプ、粗骨材の最大寸法、セメントの種類になります。
コンクリートの種類
「コンクリートの種類」には、普通コンクリート、軽量コンクリート、高強度コンクリートなどの種類があります。DIY使用する場合は、普通コンクリートで大丈夫です。
呼び強度
「呼び強度」とは、コンクリートがどれぐらいの圧縮に耐えられるか、簡単に言うとコンクリートの強さです。
これによって生コンクリートを作る時に使用するセメント、砂利、水などの割合が決まります。
単位はN/mm2で一般に使用されるのが、18.21.24あたりになっていきます。数値は大きいほど強度は高くなってきます。21か気になるようでしたら24を頼めば良いでしょう。
スランプ
「スランプ」とは、コンクリートの固さの値のことです。固まる前のコンクリートは、スライムみたいな粘性のある柔らかいものです。
スランプの数値が、8.10.12.15.18と大きくなる程柔らかいのです。
柔らかいほど打設は楽なのですが、コンクリートを使用する場所が斜めだったりする場合、やわらかすぎると流れてしまって思い通りの形に出来なかったり、水とセメントの分離で固まってからひび割れが生じたりという場合があります。
キレイに仕上げたい場合は18、それ以外でしたら12~15で良いかと思います。
粗骨材の最大寸法
「粗骨材の最大寸法」とは、コンクリートを作る際に使う砂利の大きさのことです。
最大寸法の一般的なのが25mmとなりますが、コンクリート打設場所によって20mmや40mmといったのを使用する時があります。
セメントの種類
「セメントの種類」とは、普通ポルトランドセメント(N)や早強ポルトランドセメント(H)などいろいろな種類があります。DIYで使用の場合は普通ポルトランドセメント(N)で大丈夫です。
以上のことから、DIY使用時の生コンクリートを注文するときは、
コンクリートの種類:普通コンクリート
呼び強度:21
スランプ:15
粗骨材の最大寸法:25
セメントの種類:N
で良いかと思います。
※あくまで一例ですが参考にしてください。
生コン車の積載量について、配送の最低出荷量について
コンクリート工場で作れらた生コンクリートを、工事現場へ運んでくれるミキサー車の積載量や最低出荷量について紹介します。
積載量はミキサー車の大きさによって変わってきます。
・大型車の場合、11t車で約5㎥、10t車で約4㎥
・中型車の場合、8t車で約3㎥
・小型車の場合、4t車で約1.5㎥
過積載になってはいけないため、最大積載量より少し少なめで来る場合が多いです。
現場への道が狭い時などによって運搬車が変わってきますので、必要なコンクリートの量が1台で運搬できない場合は2台や3台で来る場合と、1台で折り返しで運搬になってくるでしょう。
最低出荷量は、ミキサー車での配達の場合地域によって変動はありますが、1㎥~、自分で引き取りに行くプラント渡しの場合は0.75㎥になります。
生コンクリートの注文の流れ
コンクリートの配合、打設場所、打設日時が決まったらコンクリートを予約します。
生コンクリートの注文の流れについてお話ししていきます。
①生コンクリートを予約する。
打設日時などが決まったら早いうちに予約の電話を入れましょう。
基本的に当日に電話しても配達してくれませんので、日程に余裕をもって予約します。
最低でも使用する2日前ぐらいまでには予約をしましょう。
②配達時間を決める。
天気予報を確認し、希望の日時が空いているか確認をします。基本的に休業日は土曜・日曜なのでそれ以外で。
何月何日の何時と具体的な日時を指定します。
時間は、コンクリートをキレイに仕上げる場合は朝一番の打設が好ましいです。
③配達場所を伝える。
配達場所を伝えるのには、FAXやメールで地図を送ります。
ちなみに、配達場所を伝えることはとても重要です。
どのミキサー車で運搬するのが最適か確認してもらわなくてはいけないからです。
・配達場所まで大型車でも通行できるか
・生コンを荷下ろしする場所は大型車の駐車スペースはあるか
といった点を確認して伝える必要があります。
そこで大型車での運搬が難しい場合は、小型車を指定することになり、割増料金がかかってきます。
④ 配合を伝える
配合の一例です。
普通ポルトランドセメント・呼び強度21・スランプ18・粗骨材の最大寸法25・セメントの種類Nだとすると、
「普通 21-18-25N」と伝えて下さい。
強度を強くしたい、スランプを柔らかくしたい時には、数字を変更して配合を伝えて下さい。
⑤ 見積もり額を聞いて支払い方法を決める。
コンクリートの配合、使用量を伝えて、見積もり金額を算出してもらいましょう。
個人購入の場合現金が多いと思いますが支払い方法を聞いて決定して下さい。
⑥ 配達日の前日に確認
打設日前日は、まず天気予報のチェックをしましょう。
天気に問題がなければ電話し打設日時の最終確認、天気が悪い場合は中止の判断をし、変更日時が分かる場合は伝えて予約の取り直しをしましょう。
⑦ 配達・施工
当日、現場にコンクリート車が到着したら、まずは配合があっているかどうか伝票を確認しましょう。
配合に間違いがなければ、すみやかにコンクリートの打設を開始、バイブレーターなどを使用しながら均一になるように打設できるように心がけると良いです。
必要量が足りなかった場合は、折り返しか工場にいるミキサー車で追加を運んでもらいます。
注文時に聞かれることや注意点
ここまで基本的な注文の流れについて説明しましたが、それ以外にも聞かれることや注意点があるので紹介します。
コンクリート注文時の注意点
コンクリート業者に断られたら場合は、地域別のコンクリート共同組合に電話をしてみて下さい。商社を紹介してくれますのでそちらの商社から購入しましょう。
「出し切り」と「待ち」という注文方法
生コンには「出し切り」と「待ち」という注文方法があります。
出し切りというのは、注文時に数量を確定させて金額が決まるパターンです。
例えば数量が5㎥で十分に足りるのであれば、「出し切りでお願いします」と注文します。
ただし、出し切りで配達してもらってコンクリートが足らなかった場合、再配達に時間がかかるか来てくれないこともありますので、数量は間違わないようにしましょう。
次に「待ち」という注文方法は、正確なコンクリートの必要量がわからない時にする注文方法です。
待ちの場合は、おおむね必要であろうコンクリートを配達してもらう方法で、足らなかったら追加を頼めば折り返しか工場にいるミキサー車が運んで来てくれます。
「出し切り」と「待ち」の注文方法の使い方を間違えると大変なことになりますので気をつけて下さいね。
生コンの配合 (強度と柔らかさ)
生コンの配合(強度と柔らかさ)は、呼び強度の数値が18.21.24と大きくなるにつれて強度は強くなる、そして粘りも強くなります。
そうすると、仕上げをしなくてはいけないときはコテにへばりついてきて仕上げにくい、硬化が早くなったりします。
柔らかさは、スランプの数値が12.15.18と大きくなるにつれてより柔らかくなる、大きくなればなるほど水セメントの分離が起こりやすくなったりします。
数値を大きくすれば良いっていうものでもなく、デメリットもあることに注意して下さい。
トリ(取り方)について
生コンを予約する際に、最後に「トリはどうしますか?」と聞かれます。
要約すると「生コン車から出すコンクリートを何で受け取るか?」ということです。
トリ(取り方)打設方法はいくつかあります。
・バケツどり
・一輪車(ネコ)どり
・シュート打ち (ウォータースライダーみたいなもの)
・ホッパー取り(重機で吊る大きいバケツみたいなもの)
・ポンプ打ち (生コンを圧送する特殊車両。ポンプ車)
など。
面積が広い場合などに使われるのがポンプ車で、コンクリートを圧送しながら進むので打設がスムーズに進みます。
現場で生コンをそのまま流し込める場合は、シュート打ちといってウォータースライダーみたいなものでジャーっと流し込みます。
またどうしても生コン車が施工現場に入れない場合は、一輪車(ネコ)やバケツなどで運ばなくてはなりません。少量の時は良いですが打設量がある時は時間がかかります。
なので生コン業者からしたら、一輪車(ネコ)やバケツどりは嫌がります。時間がかかると生コンがミキサー車の中で固まってしまったり、次の配送に回れないことがあるからです。
ということもあって、このトリ(取り方)については事前に打ち合わせて決める必要があるので覚えておいてください。
生コンクリートが余ってしまった場合
地域によってことなりますが、残コン処分費なし、少量なら処分費なし、大量なら処分費が発生したりと、地域によって様々ですので注文時に確認しましょう。
処分費用がかからなくても残コンはもったいないだけですので、残らないように計算や配達方法を考えましょう。
結論:生コンは個人購入可能。だけど注文方法や段取りはしっかりと!
今回は生コンクリートの個人購入の手順について紹介しました。
生コンクリートは誰でも個人購入出来るので、DIYなどにもどんどん活用していけることがわかりました。
また生コンクリートを注文する際の配合の考え方や伝え方、配達方法に関しても本記事を参考にしていただき、ゆっくり考え早めの予約をして下さい。
また配達・施工当日は、生コン車が来たらすみやかに施工できるように現場準備もおこたらないでくださいね。
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