ドライテックマガジン (BLOG)

固まる砂利のメリット・デメリット【DIYの注意点も完全解説】

「固まる砂利について。近くのホームセンターで固まる砂利というのが売っていたので、それで家のアプローチを舗装しようかなと考えているんですが、耐久性とか持ちはどんなもんでしょうか?メリットやデメリットなんかも教えてください。」

そんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリットは下記のとおり。

・固まる砂利の特徴が分かる

・固まる砂利のメリット・デメリットが分かる

・固まる砂利の使っていい場所、ダメな場所、注意点が分かる

・固まる砂利のDIYの方法が分かる

今回の記事では固まる砂利について完全解説します。

これから固まる砂利を使ってみようかなと考えてる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

固まる砂利のメリット・デメリット

固まる砂利とは、砂利をセメントや接着剤などでくっつけて固める施工方法のことです。

ちなみに、固まる砂利には2種類の施工方法があります。

① 練るタイプ

② 液剤をかけるタイプ

それぞれの特徴と、メリット・デメリットを解説していきます。

 

① 練るタイプの固まる砂利

練るタイプの固まる砂利は、あらかじめセメント成分が含まれた砂利と水を練ってから敷き詰めるタイプのものです。

練るタイプのものは固定剤としてセメント成分が含まれていて、それに水を混ぜ合わせることで化学反応 (水和反応)を起こして固まります。練り混ざった状態のことをジャリコンと言ったりします。

DIYする場合には、フネと呼ばれる四角い桶とクワをつかって練り混ぜていくわけですが、これがかなり重労働です。

1袋だけなら大丈夫かもしれませんが、例えば10袋分を練り混ぜるとなるとかなり大変です。

なので、敷地が広かったりして砂利を多く使用する場合には、あらかじめ1日の作業分や敷く範囲を決めておいて、区切りながら作業していくことをおすすめします。

耐用年数は、歩いたりしないところであれば半永久的にもつとも言えますが、歩いたりする場所であれば経年劣化を考えて3〜5年とみておくと良いです。

 

メリット

練るタイプの固まる砂利のメリットは下記のとおりです。

・施工方法がカンタン

ホームセンターなどで袋売りされていて、袋から出して水をかけて練り混ぜるだけなので、施工方法はカンタンです。

・自然な風合いが出る

練り混ぜると砂利と土の質感が出るので、お庭のアプローチなどの目につく場所にも自然な風合いを残しながら舗装することができます。

・雑草対策になる

砂利がくっついていて隙間が埋まるので、雑草対策にも効果を発揮します。

・掃除もカンタン

表面は固まっているので、ホウキで掃いても砂利が飛散しませんし、落ち葉などのお掃除もカンタンです。

 

デメリット

反対にデメリットは下記のとおりです。

・DIYは重労働になる

練り混ぜる作業が大変なので、量が多ければかなりの重労働になります。外構業者や職人さえミキサーなどの機械をつかって練り混ぜています。

・ひび割れを起こしやすい

はっきり言ってコンクリートよりもはるかに強度が弱く、ひび割れも起こしやすいです。よく歩くところに施工した場合は、表面が剥がれてしまうことも。そうなると掃除も大変になります。

・砂利の種類が選べない

練るタイプのものは既に砂利が袋詰めされています。砂利の種類が選べないというデメリットがあります。

・歩くところには向かない

強度が弱いので、よく歩くところには向きません。数年経つと表面が剥がれてきたりするのと、歩くことがひび割れの原因になったりします。

強度の高い固まる砂利もあったりしますが、基本的には歩くところには不向きです。

 

練るタイプのおすすめ商品

ホームセンターなどでも見かけることが多いテラダの「固まるジャリ」。

水を加えて練るだけで、施工後は水たまりなどのぬかるみの改善や、雑草が生えにくくなります。

価格は1袋15kgで989円/税込〜、色はオレンジとグレー、2色から選べます。

 

② 液剤をかけるタイプの固まる砂利

もう一つは、液剤をかけるタイプのものになります。

これは砂利を敷き詰めたあとに、その上から液剤をふきかけて施工する方法です。

液剤には樹脂の成分が含まれていて、ふきかけると砂利と砂利が接着して固まっていきます。

練るタイプのものと違って練り混ぜる必要がないので、DIYで行う場合にはとてもカンタンな方法です。

液剤をふきかけると24時間ほどで固まります。(季節や気温によって誤差あり)

耐用年数は3〜5年ほどですが、液剤タイプの場合、もし表面が剥がれても再度ふきかければ固めて修復することができます。

注意点として、砂利の大きさよって液剤の浸透のしやすさが変わってきます。

液剤が浸透しやすい=強度が高くなるという意味で、もしも、強度を高めたい場合には、砂利の粒の大きさは1cm〜2cmが推奨です。

逆におすすめしないのが、5cm以上の大きな粒の砂利、もしくは2mm以下の粒が小さすぎる砂利。

5cm以上の砂利だと接着する面積が少ないので浸透しにくく、強度が保てなくなってしまいます。

また2mm以下の小さすぎる砂利は、液剤が下のほうまで浸透しないので、多めに液剤をふきかける必要があるからです。

 

メリット

液剤をかけるタイプの固まる砂利のメリットは下記のとおりです。

・DIYがカンタン

砂利を敷いた後に液剤をふきかけるだけなので、DIYで行うなら練るタイプよりも断然カンタンです。

・砂利の種類が選べる

1cm〜2cmの大きさであれば砂利の種類を選びません。砂利の色などバリエーションが広がります。

・雑草対策になる

砂利がくっついていて隙間が埋まるので、雑草対策にも効果を発揮します。

・砂利の飛散が防げる

砂利が固まるので飛散が防げます。砂利のお手入れの頻度も減らせますし、落ち葉などのお掃除もカンタンです。

 

デメリット

反対にデメリットは下記のとおりです。

・練るタイプよりも剥がれやすい

砂利の上にふきかけるだけなので、一から練り混ぜてつくる練るタイプよりも剥がれやすく、強度も弱いです。

・砂利の大きさにより強度が変わる

砂利の大きさによって強度が変わってしまいます。5cm以上の大きさ砂利、2mm以下の小さすぎる砂利の場合、浸透しにくく強度が保てません。

・敷地が広い場合には大変

スプレーで液剤をふきかけるだけなのでカンタンではありますが、広範囲にわたる場合にはスプレーをふきかけるだけでも大変な作業になります。

・歩くところには向かない

よく歩くところには向きません。ひび割れの原因になったりします。

 

液剤をかけるタイプのおすすめ商品

アーバンテックのかんたん固まるくんスーパーです。

スプレーで砂利に吹き付けるだけで、約24時間後には土や砂利がカチカチに固まります。

価格は、容量2kgで14850円/税込となっています。

 

固まる砂利の水はけはどうなの?

練るタイプ、液剤をかけるタイプ、どちらも透水性があります。

固まる砂利は、砂利と砂利の間をぬって雨水が浸透していくので、水たまりは比較的できにくくなっています。

とはいえ、近年問題になっているゲリラ豪雨だったり、梅雨の時期の連日の雨、台風などの豪雨では排水が追いつかないこともあります。

なので、透水性があるとはいえ、施工するときは表面に勾配をつけて、雨水が側溝に流れていくようにします。

勾配率は1.5%~2%ほど取ると良いとされています。(勾配率1.5%とは=1mの距離で1.5センチ高くして勾配をとる計算になります。2%だと1mの距離で2cm高くとります)

 

固まる砂利を使ってはいけない場所

固まる砂利を使ってはいけない場所、それは駐車場です。

理由は強度が弱いからです。

コンクリートやアスファルトだと費用が掛かりすぎるとはいえ、駐車場を固まる砂利で施工しようとはしないでください。

固まる砂利を駐車場で使った場合、ひび割れてしまったり、タイヤで表面の砂利が擦れて剥がれてきます。

砂利がボロボロと剥がれると歩きづらいし景観は悪くなるし、雨が降れば隣の家のほうまで砂利が流れていったりして近所迷惑になってしまいます。

駐車場に固まる砂利は使わないようにしましょう。

また人や自転車などの出入りが多い場所にもおすすめはしません。

あくまで固まる砂利は雑草対策として、お庭でも人の出入りが少ないところや、犬走りなどに使用すると良いでしょう。

 

固まる土と、固まる砂利の違いって何なの?

ホームセンターでは、固まる土というのも売ってたりします。

違いは、練り混ぜる必要があるか、ないか、です。

固まる砂利は水と練り混ぜる必要がありますが、固まる土は練り混ぜる必要がありません。

固まる土は袋から出してそのまま流して敷いていき、その上から水をかけるだけです。

施工方法もカンタンなので、見た目などの風合いも特に気にしていないのであれば、固まる土を使用するのもおすすめです。

固まる土のメリット・デメリット【使っていい場所ダメな場所も解説】

「固まる土のメリットとデメリットが知りたいです。駐車場の目地と、家とフェンスの間の雑草取りが面倒なので固まる土を検討しています。」 そんなお悩みにお答えします。 最近よく耳にする「固まる土」、ホームセ ...

続きを見る

 

固まる砂利をDIYする場合の注意点

下記の3つです。

  1. 水はけ用に勾配をつける
  2. 最初から小手で伸ばそうとしない
  3. 満遍なくふきかける
  4. しっかりと固まるまで養生する

 

1.水はけ用に勾配をつける

前述しましたが、雨が連日続いたり、ゲリラ豪雨や台風の場合は、排水性が追いつかなくなってしまいます。

なので表面は勾配をつけて施工しましょう。

勾配率は1.5%~2%ほど取ると良いとされています。(勾配率1.5%とは=1mの距離で1.5センチ高くして勾配をとる計算になります。2%だと1mの距離で2cm高くとります)

 

2.最初から小手で伸ばそうとしない

練るタイプの固まる砂利の話。

固まる砂利を流してから小手で均すときは、最初から塗りつけるように伸ばさないこと。そうすると、凸凹ができてしまいます。

凸凹にならないように、小手でパンパンと叩きながら押しつぶすように広げて行きます。

すると、まんべんなく平らに広がって行くので、最後の仕上げで小手で撫でるようにして伸ばしていきます。

 

3.満遍なくふきかける

液剤をかけるタイプの話。

スプレーで満遍なくふきかけることが大事です。液剤が浸透しないと砂利と砂利が接着しません。

ふきかけていない場所がないようにしっかり液剤をかけましょう。

 

4.しっかりと固まるまで養生する

固まる砂利は施工してから固まるまでに、約1日〜2日かかります。

まだ固まっていないうちに歩いたりしてしまうとひび割れや凸凹の原因になってしまいます。

人やペットが立ち入らないよう、またカラスなどが踏まないように、しっかり養生をしておきましょう。

 

固まる砂利のお手入れ方法

小まめに掃除することです。

固まる砂利とはいえ、表面には埃や土などで汚れてきます。また砂利と砂利がくっついてできているので、その凸凹や谷間には土などがたまるようになります。

これをしばらく放置しておくと、苔が生えたり雑草が生えてきたりします。

そのため、小まめに掃除をする必要があります。

ただし高圧洗浄機を使うと表面が傷んで剥がれてしまう原因になります。

高圧洗浄機を使わず、汚れがこびれつかないように、小まめに掃除するようにしましょう。

 

まとめ

今回は、固まる砂利のメリット・デメリットについて紹介しました。

固まる砂利はホームセンターでも手軽に買えて、施工方法もカンタンなのでDIYも可能です。

ただ強度が弱いので、駐車場や人の出入りが多い場所には使わないようにしましょう。

人の出入りがない場所での雑草対策の1つの手段として考えるといいですね。

それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

-ドライテックマガジン (BLOG)

© 2022 ドライテック東京 Powered by AFFINGER5