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【保存版】コンクリートブロックの種類と用途(使い方)を徹底解説します

「コンクリートブロックの種類や違いについて、またそれぞれの使い方を教えてください。」

そんな疑問にお答えします。

実は、コンクリートブロックには様々な種類があって、それぞれ使い方や用途に違いがあります。

今回の記事では、おもに外構工事によく使われるコンクリートブロックの種類について、それぞれの使い方や特徴についても解説していきます。

本記事を読めば、コンクリートブロックについて詳しくなれますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

それでは参ります。

 

コンクリートブロックとは

コンクリートブロックとは、立方体や長方体などの形をした四角い塊の建築などでつかう資材のことです。

一般的には無地のコンクリートブロックのことを差します。

コンクリートブロックには、建築用、土木用、海洋構造物用など、用途によって様々な種類があります。

また、コンクリートブロックは工業製品として規格化されているので、ホームセンターなどでも簡単に手に入りますし、施工管理も簡単なので、建築資材の中でも様々な用途で活用できるものの一つです。

ちなみにコンクリートブロックと言いますが、素材はコンクリートではなく、モルタルです。

コンクリートよりも強度は落ちますが細かな造形が可能です。

コンクリートブロックでエクステリアなどの塀を作ったり、土留や舗装といったあらゆる分野で使われています。

コンクリートブロックの歴史

コンクリートブロックは、不燃の新しい建築材料として、明治中頃に日本に導入されたのがスタートです。

1952年〜工場で規格化されて大量生産が始まるとともに、一気に日本中に広まりました。

 

コンクリートブロックの規格

日本の工業製品に関する規格は、JISによって定められています。

コンクリートブロックの規格も定められていて、JISが認定している製品は下記の5種類になります。

区分 種類
1 断面形状による区分 空洞ブロック
2 圧縮の強さによる区分 C(16)
3 化粧の有無による区分 素地ブロック
4 寸法許容差による区分 普通制度ブロック
5 防水性による区分 普通ブロック

JISとは

日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)。日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことです。

国レベルの「規格」を制定して製品を「統一」または「単純化」して、多様化・複雑化・無秩序化してしまうモノやコトについて、利便性や公正性の確保、生産の効率化をしています。

 

コンクリートブロックの形状

コンクリートブロックの別名は「建築用空洞ブロック」と言い、その名の通りで中は空洞になっています。

その空洞の場所によって使用する場所を使い分けたりします。

 

コンクリートブロックの用途(使い方)や種類について

コンクリートブロックは塀だったり、花壇や土留めなど、さまざまな用途で使われています。

コンクリートブロックの種類にもさまざまなものがあって、用途によって使い分けられています。

ここでは、それぞれの用途(使い方)によって使用されるコンクリートブロックの種類について解説していきます。

 

コンクリートブロックの用途

さまざまな使い方をされるコンクリートブロックですが、主に使用されるのは下記のような場面です。

  • 塀・門柱
  • 飾り壁
  • 土留め
  • 花壇

塀や門柱では、敷地の境界や周りに壁を設置したいときに使用されます。昔はコンクリートブロックだけの塀や門柱が主流でしたが、近年ではブロックを低く積み、その上にメッシュフェンスを立てることがよく見る光景となりました。

飾り壁は、その名のとおりオシャレにするためのアクセントとして使用され、化粧ブロックや装飾ブロックなどを使用すれば見栄えが良くなります。

斜面や段差などがあるところでは地面に土留めの壁として使用されます。傾斜が大きいところは土圧が高くなるので、施工する際は専門業者に依頼します。

花壇に使用すれば、レンガとはちょっと違った雰囲気になります。化粧ブロックや装飾ブロックなどを使用すれば、よりデザイン性が上がります。

 

コンクリートブロックの形状について

おもに外構工事で使われるコンクリートブロックの形状には、以下の4つがあります。

  1. 基本型
  2. 横型
  3. コーナー
  4. 半ぎり

それぞれ解説を加えます。

 

1.基本型

基本型は、穴が3つ空いたブロックです。

縦の鉄筋が差し込めるように凹みが両端にあります。

街中やホームセンター等でも、よく見るコンクリートブロックです。

 

2.横型

3つの穴が空いているように見えますが、途中で塞がっているのを横型ブロックと言います。

穴が塞がっているところに鉄筋を通すようにできています。

 

3.コーナー

端が平らになったブロックで、縦の鉄筋を差し込むための凹みが片方だけにあります。

コーナーと言うだけあって、外壁の隅に使用します。

 

4.半ぎり

長さの調整用として使用される小さなブロックのことを言います。こちらも外壁の隅に使用します。

 

コンクリートブロックの種類について

コンクリートブロックの種類には、普通ブロックと化粧ブロックに分けられます。

 

普通ブロック

普通ブロックは、一般的に灰色の見た目で、境界線をはっきりさせるために使われたり、目隠しとして使用することが多いブロックです。防火や防犯などにも役立つというメリットもあります。

安価で気軽に購入できることから幅広く使用されています。

デザイン壁や塗り壁の門柱の躯体部分は普通ブロックが使用されています。普通ブロックの表面にタイルや石、塗り壁材を貼るなどして仕上げされています。

 

化粧ブロック

化粧ブロックは、着色や装飾などがされたコンクリートブロックを差します。

普通ブロックよりも値段は高くなります。

化粧ブロックは色や装飾があってデザイン性が上がるので、建物との色合いを合わせたり、オシャレやアクセントとして使用されることが多いです。

以前はリブロックと言ってたりしましたが、デザインの多様化により、今では一般的に「化粧ブロック」と言われるようになりました。

 

コンクリートブロックの価格について

コンクリートブロックには色々な形状や種類があることがわかりましたが、それぞれの価格についても紹介しておきます。

 

一般的なコンクリートブロックの価格

一般的には200円~400円ぐらいの価格帯です。

一番厚みのある規格のコンクリートブロックでも400円強といった価格になります。

 

ホームセンターの価格

ホームセンターに売られているコンクリートブロックの場合。

例えばコメリだと152円~193円で購入が可能です(厚さは100mm、120mmの2種類)。コーナンでは178円~248円という価格帯です(厚みは100mm、190mmの2種類で各色取り揃えあり)。

ホームセンターでは格安で購入できる点と、店員さんに分からないことが聞けるので、コンクリートブロックはホームセンターで購入するのがおすすめと言えます。

 

通販での価格

ネット通販最大手「Amazon」、比較サイトの代表「価格.com」で調べてみました。

Amazonでは、190mmの厚みのコンクリートブロックが3,457円でした。ホームセンターの価格に比べるとかなり高いです。

価格.comで安い通販店を探してみても、最安値で2000円台前半、高いもので4000円台もあるなど、ネット通販は高いです。

理由としてはコンクリートブロックは重いので、配送費用にお金がかかりすぎてしまう点が考えられます。

通販で買うよりも、実際に見て触って選べるホームセンターのほうで購入するのがおすすめと言えます。

 

その他のブロックの価格

化粧ブロックは、リブ系、綺麗系、ブロック+α系の順に金額が高くなっています。

化粧ブロックは種類もたくさんあるので、用途や価格帯によって選ぶことができます。

 

リブ系の価格

スタイリッシュ感のあるリブ系の化粧ブロック。代表的なものの価格は下記の通りです。

  • リブロラグゼ:627円
  • リブロックF:893円
  • リブログレイス:935円
  • リブロックエイト:1,134円

 

綺麗系の価格

カラーや豊富なバリエーションがある綺麗系の化粧ブロック。代表的なものの価格は下記の通りです。

  • アティール:2,153円
  • シャドウストーン:2,573円
  • ロッシュ2:2,625円
  • ロッキー:2,625円

 

ブロック+α系の価格

ブロック+α系は高級な化粧ブロックです。代表的なものの価格は下記の通りです。

  • 大谷ニューストーン900:6,720円
  • ロイヤル:5,880円
  • 新大谷900:7,455円
  • ゴールド:7,560円

いずれも高価ですが重厚感があり人目を惹きます。上記の価格はメーカー希望小売価格なので、ホームセンターを利用すれば安く購入できるでしょう。

 

コンクリートブロックを設置するときの注意点

コンクリートブロックはホームセンターで手軽に購入できるので、ブロック積みをDIYする人も少なくありません。

ただし、コンクリートブロックを設置する場合の注意点がいくつかあります。

安全に設置するためにもここで紹介する点を抑えておいてください。

 

高さと厚み

建築基準法により、ブロック塀の高さは地盤から2.2メートルまでと定められています。

厚みは、高さ2メートル以下の塀は10cm、2mを超えると15cmと定められています。

この基準は、あくまでも安全性を確保するための決まりであって、どんな場合でもこの基準が適用されるというわけではないです。

国土交通大臣が定める基準に従った構造計算によって安全であることが確認できた場合には、この基準を超えても問題がないとされています。

 

ブロック積みに必要な専門知識

ブロック積みはDIYの中でも難易度が高いです。また知識が乏しい人が行うと、ひび割れしたり倒れたりする危険性があります。

そこでブロック積みに必要な専門知識を紹介します。

 

構造について

ブロックは重みがあるので設置個所の基礎(土台)はしっかりしていないとダメです。靴で踏んでも沈まない程度の硬さがあるか確認してください。

また、設置個所が斜めになっているとDIYは不可能です。特殊な道具や技術が必要になるのでプロの業者に依頼しましょう。

 

ブロック積みに必要な道具について

  • バケツ・・・モルタル作成に使用
  • スコップ・・・穴を掘る、モルタル作成に使用
  • 鉄筋棒・・・ブロックの強度を高めるのに使用
  • コテ・・・モルタルを乗せる、目地を整えるのに使用
  • ハンマー・・・鉄筋やブロックの位置の調整に使用
  • 水平器・・・ブロックの水平確認・安全確認に使用
  • 合板・・・基礎をつくるときのモルタルを入れる際に使用
  • 砕石・・・基礎をつくる際に使用
  • セメント・砂・・・モルタルをつくる際に使用
  • 結束針金・・・鉄筋同士を固定する際に使用
  • ペンチ・・・結束針金を巻き付ける際に使用

※ブロックは隣合うブロックとの間に10mmの目地が必要になります。ブロックのサイズと目地分を含めた長さで、設置個所に必要なブロック数を計算しましょう。

 

ブロックの積み方の手順について

① まずは仮置きで設置したい箇所にブロックを積みます。仮置きすることで完成のイメージがわくこと、地面を掘り下げる位置の確認にもなります。場所が決まったら仮置きしたブロックに沿ってしるしを付けておき、15cm程度地面を掘ります。

② 地面を掘ったら砕石を入れて固めていきます。足で踏み固めたり、転圧棒などをつかって固めていきます。

③ 砕石の上に合板で型枠を作成します。そして、型枠内に厚さ7cmほどのモルタルを敷き詰めていきます。モルタルは水平になるように入れていきます。

④ モルタルが固まる前に、鉄筋を差し込んでいきます。ブロック2つに1本の間隔でまっすぐ差し込みます。モルタルを入れる前に穴の横にブロックを仮置きして、位置を確認しながら行うと間違いないです。(ここまでが基礎作りです。1日以上おいて基礎を硬化させます)

⑤ 基礎がしっかり硬化したら、1段目のブロックを積んでいきます。ブロックを並べて鉄筋の位置があっているか確認して、ずれていたらハンマーでたたいて調整します。ブロックを並べる時は10mmの目地をあけて並べます。また、水平器をつかってブロックが水平に並んでいるか確認しましょう。並べ終わったらすべての穴と目地部分にモルタルを入れます。目地や上面はコテをつかうと綺麗にと整えることができます。(すべての穴にモルタルを入れるのは1段目のみ。1段目が硬化してからでないと2段目の工程に入れませんので硬化するまで待ちます)

⑥ 1段目が硬化したら2段目の工程です。1段目と同様に目地を10mmあけて水平に並べていきます。並べ終えたらブロックの溝に鉄筋を横向きに入れて、基礎に差し込んだ縦の鉄筋と2段目に入れた横の鉄筋を結束針金で固定します。そして固定した鉄筋の溝と目地部分にモルタルを入れてコテで整えていきます。(3段目以降も積み重ねる場合は、2段ごとに鉄筋を入れて結束して固定します。2段目で終える場合には上面をモルタルで1cmほどの厚さで整えます)

以上が、ブロックの積み方の手順です。初心者がDIYするには難易度は高めです。

もし少しでも不安がある場合には、プロの業者に依頼することをおすすめします。

 

コンクリートブロックはホームセンターで購入しよう

理由は、安いから、現物を確認できるから、です。

コンクリートブロックはホームセンターで買うのが一番安くてお得です。

また、普通ブロックであれば色合いに違いはないですが、化粧ブロックは実物と写真の色合いが違ったりする場合があります。

なので現物を見て購入するようにしましょう。

 

まとめ

今回はコンクリートブロックの種類と用途について紹介しました。

コンクリートブロックには様々な用途や形状、種類があることがお分かりになったと思います。

ブロック積みの手順なども参考にしていただき、今後、コンクリートブロックを使用するときの参考にしていただけたら嬉しいです。

それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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