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コンクリート打設中に雨が降っても大丈夫?中止基準や影響について

家の新築や増改築の工事をしている時、晴天ばかりだとよいのですが、天気だけは思い通りにいかないのですよね。

今日は雨がふりそうだな・・・、そんな時に施工業者の方からコンクリートを打設する予定があると言われると、不安になり、大丈夫かなって悩みますよね。

ただコンクリートに雨が降っても大丈夫な場合もあるので、一概に悩む必要はありません。

そこで今回は、雨が降ってもコンクリートの品質に影響しない場合と、品質を低下させてしまう場合について詳しく紹介していきます。

コンクリートに雨は厳禁!という事しか知らない方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

コンクリートと雨の心配ごと

「昨日雨が降って濡れているけどコンクリート打設しても大丈夫?」

「コンクリート打ち込み時に雨が降ってきたけど大丈夫?」

「昼間コンクリートを打設したのに夜雨が降ってきたけど大丈夫?」

コンクリートと雨の心配ごとは様々あります。

コンクリートは家やカーポート、フェンスの支柱などを支える大事な基礎の部分。

大事な家族の命を守る家の基礎は強固で安心に暮らしていける構造物に仕上げてもらいたい。

そんな大事な部分のコンクリートを打設する時、雨の影響で品質が悪くなってしまってはいないのか?強度が弱くなってしまっていないのか?悪い影響が出てしまっては困る。

コンクリートを打ち込んでからでは、固まってしまってからでは、取り返しがつかない。でも見た目では強度や品質に関してはよくわからないもの。

そんな雨のコンクリートへの影響が大丈夫かと不安や悩みをよくお聞きします、

 

コンクリートは雨に濡れても大丈夫な時がある

雨がフルタイミングではコンクリートを打ち込んでも大丈夫なときがあります。

そんな質問にお答えしていきます。

 

質問①:コンクリートを打ち込む前に雨が降っていたのですが、雨が止んだ後すぐにコンクリートを打ち込んでも大丈夫なのでしょうか?

答え:大丈夫です。

コンクリートは水とセメントの化学反応によって硬化していくものです。

コンクリート打設前の準備段階で、型枠や地面が乾いていると強度の低下やひび割れの恐れがあるので打設前に散水を行います。

ですので結果として、打設前の雨は打設前準備で行う散水と同じ作用になりますので品質や強度を損なう事はないのです。

 

質問②:昼間にコンクリートを打設したのですが、数時間後夜なってから雨が降ってきました。品質や強度への影響は大丈夫でしょうか?

答え:影響はありません。

というのも、コンクリート打設後は湿潤養生を行います。

湿潤養生とは、打ち込み後のコンクリートを透水性の小さいせき板による被膜、養生マット又は水密シートによる被膜、散水又は噴霧、膜養生剤の塗布等によりおこなうことをいいます。

簡潔にいうと「水分で湿った状態」にする。よって雨がふっても悪い影響にはならないのです。

 

質問③:コンクリートが固まってから大雨が降り基礎に雨が溜まっているのですが大丈夫でしょうか?

答え:心配ありません。大丈夫です。

一度固まったコンクリートの中に水が染み込んでいったり、混じったりすることはありません。

先ほどの質問の答えにも記載した湿潤養生には、セメントの種類によって期間は異なりますが、養生期間がありますので問題はありません。

 

雨の強さによっては恵みの雨になる

コンクリート打設後の雨は、「恵みの雨」になる時があります。

気象条件によりますが、コンクリート打設後に急速な乾燥をしてしまうと、コンクリートの表面にひび割れなどが生じやすくなります。

そうならないようにする対策として、適切な散水養生が必要となってきます。

状況に応じて1日1回以上散水を行った方が良い場合に、適度な雨が降ることによってコンクリートのひび割れなどを防ぐ養生となり、これこそ「恵みの雨」と言えるのです。

 

コンクリートにかけてあるシートは雨対策ではなく養生

コンクリートを打設した後、水とセメントが化学反応を起こしながらコンクリートの硬化が始まります。

硬化は少し時間がかかるため適切な温度、湿度を保ち適切な硬化が行われるようにしなくてはなりません。

衝撃や荷重をかけず、天候からも保護する目的で養生が行われるのです。

よく左官職人さんからコンクリートを丁寧に扱わないと「コンクリートは生きているんだぞ」と怒られたものです。

よって、コンクリートにかけてあるシートは雨対策だけではなく、コンクリートを保護する養生でもあるのです。

 

コンクリートが雨に濡れてはダメな時【中止基準について】

コンクリートに雨が降って大丈夫じゃない時、中止基準について紹介していきます。

まずは、コンクリートを打ち込んでいる流し込んでいる真っ最中の本降りの雨です。

小雨程度の雨なら問題ありませんが、本降りの雨のなかコンクリートを打ち込むとコンクリートの中に雨が混じり、水セメント比の大きさがおかしくなってしまいます。

水セメント比が低下してしまうことによりコンクリートの品質、強度、耐久性など様々なところに大きく影響してしまうからです。

結果、雨がふると予報の時は工事の進捗などに影響がでますが、コンクリートの品質には変えられませんので、中止という判断が必要となってくる場合があるでしょう。

次に、コンクリートの打設後のコンクリートの表面をキレイに仕上げをする時の雨です。

駐車場や犬走りなどコンクリートがキレイに仕上げられているのを良く目にすると思います。

均一に整えられているコンクリートは、コンクリート打設後に左官職人の方が、金コテというものでキレイにデコボコやザラザラした部分をなくして均一に仕上げてくれるからです。

仕上げている時に雨が降ると、仕上げ箇所に雨の跡がつきボコボコした箇所ができたりしてキレイに仕上げる事が出来ません。

したがって、こういった時もコンクリートの打設は中止という判断が必要となってくる場合があるでしょう。

 

まとめ

今回の「コンクリートへの雨の影響は?雨の時の打ち込みの中止判断基準などについて」のまとめです。

コンクリートを打ち込む際の雨の影響は、良い時もあれば悪い時もあるでした。

天候だけは左右できないものですので、施工の進捗状況などに影響を及ぼすこともありますが、雨は施工の手助けをしてくれることもあります。

反対に品質や強度を低下させてしまう場合もあり工事を一時中断することもあります。

その大切さを理解しつつ、時には施工業者の方に質問をしたりして、心配事や悩み事や不安を取り除いていって下さい。

それでは今回は以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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