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【今さら聞けない】土間コン(土間コンクリート)とは?【徹底解説】

土間コン(土間コンクリート)とは何ですか?コンクリートと違うんですか?

そんな疑問にお答えします。

今回は知ってるようで知らない、でも今さら聞けない「土間コン(土間コンクリート)について」解説します。

 

土間コン(土間コンクリート)とは?

お庭や駐車場の地面などを平面的に打設(舗装)するコンクリートのことを、土間コン(土間コンクリート)と言います。

世間一般で言うコンクリートも一緒のもので、施工方法のことを土間コン(土間コンクリート)と言うわけですね。

コンクリートなので表面は白っぽい〜薄い灰色をしています。

土間コンは耐久性が高く重量物に耐えることができるので、駐車場・カーポートに使われたり、地面を完全に覆うので雑草対策になるので、玄関や犬走りなどにも使われることが多いです。

ただ、仕上げをしっかり行ってもひび割れしやすいというデメリットがあります。

これは平面が大きく水分蒸発が大きいことも理由です。

そのデメリットであるひび割れを防止するために、金網(ワイヤーメッシュ)を組んだり、鉄筋を組んで打設していきます。

ちなみに土間コンは、「土間打ち」と呼ばれることも多いです。

 

土間コンの手順や工程について

土間コンの構造としては、地面→砂利や砕石→コンクリート、3層になっています。

そのため土間コンは下記のような手順や工程で行います。

  1. 地面の掘削作業
  2. 砂利や砕石の敷き込み・転圧
  3. 型枠の設置
  4. ワイヤーメッシュの設置
  5. コンクリート打ち
  6. 仕上げ (金鏝仕上げ/ ハケ引き)

それぞれ説明していきます。

 

1.地面の掘削作業

前述したように、土間コンは3層になっています。

直接地面にコンクリートを流し込むのではなく、先に地面を掘削していく作業が必要です。

約20cm〜30cmほど掘っていきます。

 

2.砂利や砕石の敷き込み・転圧

地面を掘ったらそこに砂利や砕石などを敷き込み固めていきます。

厚みは約10cmほどが目安になります。

 

3.型枠の設置

工場から運ばれてくるのは生コン(柔らかい状態のコンクリート)のため液状です。

液状なので流れていってしまうのを防ぐために型枠を設置します。

 

4.ワイヤーメッシュの設置

型枠を設置したらそこにコンクリートを流し込み打設していくわけですが、強度を高めるためにワイヤーメッシュを設置します。

ワイヤーメッシュはコンクリート部分に入れます。

コンクリートは圧縮には強いのですが、引っ張る強度には弱いので、そうした特徴を活かすためにワイヤーメッシュが組まれています。

 

5.コンクリート打ち

ここでようやくコンクリートを型枠に流し込んでいきます。

実を言うと、土間コンはコンクリートを流し込むまでの準備や工程で8割くらい要します。

土間コンの工事費用は、ただコンクリートを打設するだけではなく様々な作業工程を組んでの費用になっているわけです。

 

6. 仕上げ (金鏝仕上げ/ ハケ引き)

コンクリートを流し込んだら、その日のうちに金鏝などで仕上げを行っていきます。

仕上げは表面をツルツルにする金鏝仕上げが主流ですが、坂道やアプローチのデザインとして刷毛目(はけめ)を入れるハケ引きをすることもあります。

ハケ引きとはホウキで掃いたような筋を入れる方法。

土間コンは平面で滑りやすいというデメリットがあるので、ハケ引きで凹凸を出すことで滑りにくくなるという効果があります。

 

土間コンは見た目やデザインも変えられる

土間コンは見た目やデザインも変えられます。

先ほど説明した刷毛目(はけめ)を入れるハケ仕上げ。

ツルツルの表面ではなく筋が入っていることで見た目が変わります。

刷毛目(はけめ)を入れることでスリップ防止になるだけではなく、ひび割れを目立たなくするという効果もあります。

また目地を入れることも多いです。見た目やデザインを変える意味もありますが、こちらもひび割れ防止の効果があります。

 

結論:土間コンとは、お庭や駐車場の地面などを平面的に打設(舗装)するコンクリートのこと

今回は、今さら聞けない「土間コン」についての解説記事でした。

土間コンとは、お庭や駐車場の地面などを平面的に打設(舗装)するコンクリートのこと(施工方法)を言います。

耐久性が高く重量物に耐えることができるので、駐車場・カーポートに使われることが多いです。

また地面を覆うので雑草対策にもなることから、玄関や犬走りなどにも使われます。

新築やリフォームなどの話で土間コンという話が上がった際には、本記事を参考にしていただけたらと思います。

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