コンクリート打ちっぱなしの物件に住もうか検討しているあなたへ。
コンクリート打ちっぱなしの物件は一般的な家にはない様々なメリットやデメリットがあるので、実際に住んでみたいという人はどんなメリットやデメリットがあるのか知ることが大切です。
今回は、コンクリート打ちっぱなしの物件に住むメリットやデメリットについて解説していきます。
コンクリート打ちっぱなしとは?
コンクリート打ちっぱなしというのは、外壁や内壁がコンクリートがそのままむき出しの状態になっていることを指します。
基本的に物件を建てる場合、コンクリートの上からタイルや壁紙を貼ったり、塗装したりして施工するものです。
しかし、コンクリート打ちっぱなしの物件はそれらの施行がされていません。
とはいえ、コンクリートがむき出しの状態であってもデザイン性が最悪というわけではありません。
むしろ滑らかで美しさを感じさせるだけでなく、デザイン性にも富んでいるので様々な建物にも使われています。
コンクリート打ちっぱなし物件の5つのメリット
コンクリート打ちっぱなし物件のメリットは、以下の通りです。
- デザイン性が高くオシャレ
- 開放感がある
- 防音性が高い
- 耐火性が高い
- 木造より火災保険料が安い
それでは、メリットについてそれぞれ紹介していきます。
①デザイン性が高くオシャレ
コンクリート打ちっぱなし物件は、壁の強度が高いことから柱を必要以上に用意する必要性がありません、
このことから、広い空間を最大限に活用したデザイン性を発揮できるのが大きなメリットです。
コンクリートの質感を生かしたスタイリッシュなデザイン性が活かせるだけでなく、無機質な素材や木とも相性がいいため、こだわりのコーディネートが実現できます。
インテリアコーディネートも想いのままにできるため、理想の部屋を作り出すのも夢ではありません。
②開放感がある
コンクリート打ちっぱなし物件は壁の強度が高く、柱が必要ないことから開放感のある家に住むことができます。
一般的な家は使われている材質にもよりますが、壁の強度を補うように柱を多く設置する必要性があるため、部屋が狭くなる可能性があるでしょう。
しかしコンクリート打ちっぱなし物件の場合、不必要に柱を増やすことがなく、天井もむき出しになっているので高さも出しやすくなります。
部屋に開放感を求めているなら、コンクリート打ちっぱなし物件を検討する価値は十分にあるでしょう。
③ 防音性が高い
コンクリート打ちっぱなし物件は、一般的に防音効果が高いと言われている、180mm以上の壁の厚さであれば高い防音性が期待できます。
コンクリートは密度が高いので内外の音を通しにくくなる性質があるのがポイントです。
ただし、壁や床からの振動音などは伝わりやすいため、周囲の音を気にしないのであればコンクリート打ちっぱなし物件がおすすめです。
④ 耐火性が高い
コンクリートは基本的に不燃材料が使われているため、コンクリートが一面むき出しになっている物件は耐火性が高いのが大きなポイントです。
⑤木造より火災保険料が安い
上記でご説明したようにコンクリート打ちっぱなし物件は耐火性が高いことから、火災が起きても被害が広がりにくく、周辺で起きた火災によるもらい火の被害も抑えやすくなっています。
このことから、木造物件よりも火災保険料が安いため、保険料の負担が抑えられます。
コンクリート打ちっぱなし物件の4つのデメリット
反対にデメリットは、以下の通りです。
- 暑さ、寒さの影響を受けやすい
- 結露やカビが発生しやすい
- 家賃が高い(建設費用も高め)
- 汚れが目立ちやすい
それぞれ解説していきます。
①暑さ、寒さの影響を受けやすい
コンクリート打ちっぱなし物件は基本的に熱伝導率が高く、夏場は気温が高くなりやすい上に冬場は寒くなりやすいのがデメリットです。
熱伝導率が高いということは気温が下がりにくく上がりにくくなるため、エアコンも夏場は低く、冬場は高くしなければなかなか快適な気温になりません。
熱伝導率の高さは光熱費の高騰に直結するので注意しましょう。
②結露やカビが発生しやすい
コンクリートは吸水性が高く、内部に湿気を溜め込みやすい性質を持っているため、結露やカビが発生しやすいデメリットがあります。
特に外気温が低くなる時期や暖房による室温の上昇によって結露が発生しやすくなるため、寒い時期ほど結露やカビに悩まされることが多くなるでしょう。
③家賃が高い(建設費用も高め)
コンクリート打ちっぱなし物件は、コンクリートを型枠に流し込んで完成するだけなので、家賃も低いと思っている人も多いかもしれませんがそんなことはありません。
実際は仕上げ工法に高い技術が求められることと、デザイン性の高さが家賃の高さに影響しているため、建設費用も家賃も高めになっているのがデメリットです。
④ 汚れが目立ちやすい
一般的な家であれば壁紙などで仕上げを行うので汚れが付きにくいですが、コンクリート打ちっぱなし物件は壁紙などの仕上げを行わないため、汚れが目立ちやすいです。
汚れはもちろん外的要因によるシミや変色も目立ってくるようになるので、長期間住むほど汚れが目立つ家になってしまうでしょう。
コンクリート打ちっぱなし物件が向いている人
コンクリート打ちっぱなし物件が向いている人は、以下の通りです。
- 家に高いデザイン性を求める人
- 開放感がある家に住みたい人
- 防音性や耐火性を求める人
コンクリート打ちっぱなし物件は壁の強度が高いので柱で過度に支える必要性がないため、様々なこだわりを反映した高いデザイン性の家に住むことができます。
無駄な柱がなく、天井が高いので開放感が感じられます。防音性が高いので音を気にする人にもおすすめであり、耐火性に優れていることから火災の被害が抑えられるのもポイントです。
コンクリート打ちっぱなしの賃貸物件を選ぶポイントや注意点
コンクリート打ちっぱなし物件の賃貸物件を選ぶポイントや注意点は、以下の通りです。
- 外壁の状態を確認する
- エアコンの有無や製造年を確認する
- 断熱材の有無や施工方法を確認する
- 角部屋や最上階を避ける
それぞれ内容を深掘りして説明します。
①外壁の状態を確認する
コンクリート打ちっぱなし物件の賃貸物件を選ぶ時に重要なのが、外壁の状態を確認することです。
外壁は風雨や紫外線などの外的要因の影響を受けやすいため、シミや汚れ、変色が目立ちます。
それだけならまだしも、ひび割れが起きている場合はメンテナンスがあまり行われていない状態でもあるので、そういった物件は避けるようにしましょう。
②エアコンの有無や製造年を確認する
コンクリート打ちっぱなし物件には、熱伝導率が高いからこそエアコンが欠かせません。
全ての部屋にエアコンがあるかどうか確認するのはもちろん、製造年数を確認しましょう。
製造されてから間もないなら問題ありませんが、古いエアコンだった場合は後で交換する必要性があります。
古いエアコンは稼働するまでの時間が長く、冷暖房効率も悪いので余計な光熱費がかかってしまいます。
古いエアコンをどうにかしてもらえないか不動産業者に相談したり、引っ越してから自分で交換したりする必要性があるでしょう。
③断熱材の有無や施工方法を確認する
今後も快適に過ごしたいのであれば、熱伝導率を抑える断熱材の有無や施工方法を確認することが大切です。
一般的な家なら様々な工法によって断熱材を入れることができますが、コンクリート打ちっぱなし物件は特殊な工法なので断熱材が入れられる工法が少ないです。
少なくとも断熱材が入っているかどうかが重要ですが、外断熱か内断熱かどうか確認しましょう。
④ 角部屋や最上階を避ける
角部屋の方が広く、最上階の方が上の階に住んでいる人の足音などが気にならないので選びたいところですが、ここは避けるのがおすすめです。
一般的な賃貸物件ならおすすめですが、コンクリート打ちっぱなし物件の場合は外気温の影響を受けやすいため、角部屋や最上階だと光熱費が高くなる要因になります。
あえて他の部屋に囲まれている部屋であれば、角部屋や最上階よりも外気温の影響を受けにくいでしょう。
コンクリート打ちっぱなし住宅を建てるときの費用や工期について
家を建てる場合の話も加えておきます。
コンクリート打ちっぱなし住宅を建てる時の費用は、その特殊な工法から木造住宅よりも高いのが特徴です。
坪単価はおよそ100万円程度で、60坪なら6,000万円も費用がかかります。
また、コンクリート打ちっぱなし住宅を建てる時の工期は、およそ5ヶ月~7ヶ月程度となっています。
コンクリート打ちっぱなし住宅は高い技術が求められるので工期が長くなりやすく、用意された型枠を使うか、オリジナルデザインにするかどうかでも工期が変わります。
オリジナルデザインにすると10日ほど工期が延長されるため、工期の長さにこだわる人は要チェックです。
なお、コンクリート打ちっぱなし住宅のメンテナンスは、以下のような事が必要になります。
- 外壁洗浄
- ひび割れ補修
- 壁面塗装
コンクリート打ちっぱなし住宅は風や紫外線などの外的要因に晒され続けている以上、シミや変色、汚れなどが発生します。
外壁洗浄は外壁に汚れなどが目立ってきた時に行うメンテナンス方法です。
5年に1度のペースで行うのが効果的で、シミや汚れなどを綺麗にしていきます。コケやカビが発生している場合は、専用の薬品を使って徹底的に落としましょう。
築年数が経つと外壁にひび割れが発生する可能性も
築年数が経ってくると外壁にひび割れが発生してくる可能性があります。
ひび割れを放置していると雨漏りの原因になるので、フィラー刷り込みを行ってひび割れを補修していきます。
セメントやモルタルを詰め物のようにひび割れ部分に補修することで、雨漏りを防ぐことが可能です。
なお、ひび割れ補修は1ヶ所につき1万円が相場です。
そして壁面にシミやカビが現れた時に検討したいのが、壁面塗装です。
本来、塗膜が防カビや防錆の効果を発揮してくれているので、すぐにシミやカビなどが発生することはありません。
もしもシミやカビなどが発生している場合は塗膜の効力が切れているため、古い塗料や汚れを落としてから新しく壁面塗装を行いましょう。
壁面塗装にかかる費用は使用する塗料によって変わるので、どんな塗料を使うのか話し合って決めるのがおすすめです。
結論:コンクリート打ちっぱなしはかっこいいけど、デメリットを理解してから決めよう!
コンクリート打ちっぱなし物件には様々なメリットがありますが、デメリットもあるので、本当にコンクリート打ちっぱなし物件で良いのかメリット・デメリットを比べてみて再度考えてみましょう。
一般的な家にはないポイントや注意点もあるため、物件選びを兼ねてコンクリート打ちっぱなし物件に住んだ時のことを考えて行動する必要性があるでしょう。
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