「水を通すコンクリートがあると聞きましたが、どういうものですか?やはり通常のコンクリートと比べると高いのでしょうか?」
そんな疑問にお答えします。
水を通すコンクリートの正体は「ドライテック」と言います。
ドライテックは透水性コンクリートとも呼ばれていて、その名の通り水を通すコンクリートです。
今回は、その水を通すコンクリート「ドライテック」について、どんな特徴があり、普通のコンクリートと何が違うのかという点をまとめてみました。
水を通すコンクリート「ドライテック」とは?
水を通すコンクリートとして今話題になっているのがドライテックです。
なぜ、水を通す(透水性がある)ことが話題になるか?
それは普通のコンクリートは水を通さないため、施工時に必ず水勾配をつける必要があります。
しかしドライテックなら表面に小さな穴が無数にあいていて、そこが水を通すので水勾配をつける必要がないのです。
ドライテックなら浸水しても普通のコンクリートのようには水がたまらないので、近年特に多い大雨による水害対策としても注目されています。
ドライテックの特徴について【普通のコンクリートと比較】
水を通すコンクリートとして注目されているドライテック。
水を通すから水勾配をつける必要がない点も含めて、その他にはどのような特徴があるのでしょうか?
普通のコンクリートと比べて何が違うのか、何が良いのかをまとめてみました。
1.透水性がある(水を通す)
ドライテックは特殊な材料を配合しているため、完成すると無数の小さな穴があいた状態になり、この穴を通って水が流れるために透水性があります。
透水性があるということは、普通のコンクリートのように水勾配をつけなくても良いので、施工後は水平な状態になり、さまざまな面で有利です。
2. 施工が簡単
ドライテックは普通のコンクリートに比べると扱いやすいので、施工が簡単で、作業員の労力が少なくて済みます。
普通のコンクリートのように液状ではないことと、固まりやすいので数時間で施工が完了するのです。
3.コスパが良い
ドライテックは特殊な材料が配合されているため、普通のコンクリートと比べると材料費は少し高価になっています。
しかし施工の際の人件費が少なくて済むので、結果的に普通のコンクリートとそこまで費用は変わらずかつ長く使用できるので、コスパは良好です。
4.安全性が高い
普通のコンクリートは水に濡れると滑りやすくなりますが、ドライテックは表面がざらついているので濡れても滑りにくくなっています。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭でも転倒の危険性は少なくて済むのです。
5.景観が長続きする
土の面を覆い隠して施工しているので、雑草が生えにくいことは普通のコンクリートとも共通しています。
ドライテックはさらに透水性があるために、じめじめした湿気を防ぐことができ、コケやカビが生えにくいというメリットがあります。
6.快適に過ごせる
普通のコンクリートは表面が滑らかなために、夏の照り返しがまぶしく熱を溜めやすいデメリットもあります。
その点ドライテックは、小さな空洞が無数にあいていることもあって熱がこもりにくいという効果もあり、比較的快適に過ごすことができます。
7. 地球環境に良い
ドライテックの表面に打ち水をすると、気化熱により地表の温度を下げるので、ヒートアイランド現象の抑制にもつながります。
また透水性があるために、地中にある樹木の根にまで水分が行き渡り木々の成長を助けるので、緑地の維持にもつながります。
ドライテックには以上のような特徴があり、普通のコンクリートの欠点のほとんどをカバーしている画期的な建材なのです。
ドライテックのデメリット【気になるかもしれない点】
ドライテックの良い点を挙げてきましたが、いくつかのデメリットもあります。
ここではドライテックのデメリットを挙げ、解消方法も併せてご紹介します。
目詰まりを起こす可能性がある
ドライテックには無数の小さな穴があいているため、長年使用しているとその穴に土や砂などが入り目詰まりを起こすことがあります。
その場合は高圧洗浄機の水圧で土などを押し流してしまえば目詰まりを解消することができます。
見た目がゴツゴツしている
表面が滑らかな普通のコンクリートと違い、ドライテックは表面がゴツゴツしているため無骨な印象を受ける方もいます。
その点がコンクリートの印象と違うため気になる方がいるのも事実です。
ただ見方を変えれば、普通のコンクリートのような無機質な印象ではないので個性的と感じたり、機能性を兼ね備えているので先進的と思う方が多いです。
真っ平にはならない
ドライテックは施工前の状態が普通のコンクリートのように液状ではないので、固まっても表面が滑らかにはならず細かい凹凸があります。
滑りにくいことは良いことですが、どんなに押し固めても真っ平にはならないので、例えば車いすの移動などは少々抵抗がかかる可能性もあったりします。
ただ人の手によって施工するので波打つような表面になることはありません。
コンクリートよりも初期費用は少し高くなる
ドライテックは普通のコンクリートに特殊な材料を配合しているので、その分材料費は高価になり1㎥あたりの価格はコンクリートの約2倍になります。
ただ工事項目がドライテックのほうが少ないので、コンクリート舗装と比べても費用の差はドライテックのほうが若干高くなるくらいです。
また耐久性が高いので長く使用できるため、長期的に見れば無駄な費用にはならずコスパは非常に良いです。
以上のようなデメリットがありますが、解消方法もあるので対策は可能です。
ドライテックはどんな場所に使える?
水を通すコンクリートであるドライテックは、水勾配をつけなくても良いためにこれまで施工をあきらめていた場所でも使用できます。
例えば、水平にする必要がある駐車場やカーポートなどにドライテックを使用すれば、水勾配をつけることなく施工できます。
また水たまりができてしまう駐車場なんかには、ドライテックの透水性が活かされるのでとても向いています。
駐車場以外では、庭の通り道やテラスのように水たまりができては困る場所にドライテックを使用すると、常に快適な状態を保つことができます。
もちろん上記以外でも様々な場所に使うことができます。
ドライテックはどこで買えるの?施工業者は?
生コン屋さん(生コン工場)で買うことができます。
ただし生コン屋さんでも、取り扱っているところと、取り扱っていないところがあります。
ドライテックを扱っている近くの生コン屋さんを探す場合には、下記サイトが参考になります。
生コンポータル
生コンポータルさんに問い合わせすれば、ドライテックの注文や施工業者を探してくれたりするので便利です。
ちなみにホームセンターでも買うことができるのですが、結局はホームセンター → 生コン屋さんに依頼して生コン屋さんが運んでくることになるので、直接生コン屋さんに頼んだほうが早いです。
ホームセンターで買う場合は下記記事も参考にしてください。
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