「庭の一部をドライテックにしようと思っています。費用はどれくらいかかりますか?あと、ドライテックにすることのデメリットや注意点などあれば知りたいです。」
そんな疑問にお答えします。
ドライテックは、勾配をつけなくても水たまりにならない、経年劣化もなく丈夫で雑草対策にもなるという点で、お庭に使用するのに最適と言えます。
本記事では、ドライテックの費用について、また庭にドライテックを使用する際のデメリットや注意点などもお話しします。
庭をドライテックにするメリット
庭をドライテックにするメリットは下記の通りです。
- 水たまりにならない
- 勾配が必要ない
- 滑りにくい
- 温度上昇しにくい (地球環境にも良い)
- 丈夫である
- お手入れがラク
- 見た目が変わらない(経年劣化しない)
- 工事が終わるのが早い
ドライテックの一番のメリットは、水はけの良さです。
勾配をつけなくても水を通すから、水たまりになりません。
水たまりにならないということは泥ハネの心配がないので、雨の日でも家の周りや靴も服も汚れません。
また表面がゴツゴツとしているので、滑りにくく、小さいお子さんやお年寄りの方が一緒に暮らしていても安心です。
表面に水がたまらないおかげで、カビやコケ、汚れもつきづらく、お手入れが必要なく見た目がずっと変わらないというメリットもあります。
水はけの良さ、通気性の良さ、色味も白っぽいこともあり、夏場の太陽の照り返しによる温度上昇も緩和され、地球環境にも良いと注目を浴びています。
あとは工事が早く終わるので、すぐに使用できるというメリットがあります。
民間に普及し始めたのはここ最近ですが、地球環境という点で見ても、土間コンクリートよりもドライテックのほうがメリットはかなり多いので、今後はドライテックがコンクリートのスタンダードとして選ばれていくのではないでしょうか。
庭をドライテックにする費用について
では、庭をドライテックにする場合の費用はいくらぐらいかかるのでしょうか。
結論から言うと、1㎡当たり10000円〜18000円(税別)ほどかかります。
例えば20㎡ほどの庭をドライテックにするなら、200,000円〜360,000円くらいが相場になります。
費用に幅が出る理由は、業者によりけりの金額差というよりも、工事内容の違いや地域差が影響してきます。
ドライテック舗装には色々な工事が必要になる
ドライテックを敷き詰める(舗装)工事は、事前の路盤調整工事が必要になります。
下記のような工事です。
- 植栽撤去
- 土のすき取り
- 残土処分
- 砕石敷き込み・転圧
- 縁石設置
木や草の伐採、土のすき取り(深さ20cm)、木や草、土の処分、砕石の敷き詰めと転圧(下地)、型枠(縁石)の設置工事などを行って、ドライテックを流し込める準備ができてから、ドライテックを敷き詰める(舗装)工事となります。
そのため現場の状況によって、工事内容やボリュームも変わるので、見積もり金額も変わるわけです。
また、地域差も影響します。
ドライテックそのものの材料費も地域によって違いますし、砕石の値段もそう、そして路盤調整で発生する残土の処分費用も地域差がかなりあります。
ドライテックの工事の手順、また、おおよその金額の相場について把握しておいてください。
下記の記事では、当社で実際に行った、裏庭のドライテックの工事費用を掲載しています。参考にしてください。
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庭の一部だけドライテックにするならDIYも可能
ドライテックが選ばれる理由の一つとして、DIYが可能という点もあります。
通常の土間コンクリートだと、職人さんでないと扱えず仕上げが難しいため、DIYで工事を行うことはほぼ不可能なのですが、ドライテックなら職人技が要らない点もあり難易度はかなり下がるからです。
例えば、庭の一部で10㎡くらいの広さであれば、ドライテックなら頑張ればDIYで可能と言えます。
そこまで広さがなければ、木や草の伐採、土のすき取り(深さ20cm)、砕石の敷き込みなども、途方にくれてしまうような作業ボリュームにはならないからです。
ドライテックのDIYは1人ではできません
ただし、ドライテックの本工事だけは1人作業では難しいです。
ドライテックが乾いてしまわないように、手際良くドライテックの運搬→敷き込み→転圧、の作業を繰り返して行う必要があるからです。
最低でも3人くらいの人手は必要になるので、DIYでやろうと考えている方は、あらかじめ手伝ってくれる人を確保しておきましょう。
ドライテックのDIYの手順や注意点など、下記の記事で詳しく解説しています。
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ドライテックの庭のデメリット/注意点
ドライテックの庭はメリットばかりではなく、いくつかデメリットや注意点があります。
下記の5つです。
- 完全な水平にならない
- 色や見た目が味気ない
- 目詰まりのお手入れが必要
- 費用が高い
- 施工業者が少ない
それぞれ解説を加えます。
1.完全な水平にならない
ドライテックは勾配をつけずにフラットに仕上げることができますが、完全な水平にならないという点は注意が必要です。
完全な水平にならない理由は、ドライテックは石と石がくっ付いてできているため、石の形や大きさによって微妙に表面に凹凸ができてしまうからです。
歩いてみると微妙にゴツゴツとした感触が分かる程度ですが、完全な真っ平らではありません。ドライテックの上に何か置く場合には、この点を注意しましょう。
2.色や見た目が味気ない
色の感じはグレーっぽく、見た目はアスファルトを白くしたような感じです。
見た目があまり好きではないという人も中にはいるかもしれません。
見た目の経年劣化の心配がないというメリットの反面、このままの見た目とずっと付き合う必要があります。
ですが、ドライテックは水はけが良いので、花壇を作ったり、人工芝を敷いたり、ウッドデッキを作ったり、ドライテックの上からアレンジを加えることが可能です。
またドライテックは施工後に色をつけることもできます。
色や見た目を何とかしたいという方は、そうした工夫をしてみると良いと思います。
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3.目詰まりのお手入れが必要
ドライテックには空隙(水を通すスキマ)があるので、砂ホコリや土ホコリなどで目詰まりを起こすことがあります。
周りが畑で囲まれていたりして、ホコリが舞いやすい場所の場合は尚更です。
目詰まりを起こすと透水性が弱まってしまうので、ケルヒャーなどの高圧洗浄機を使って洗い落としてください。
頻繁に起こることではないのですが、場所によってお手入れが定期的に必要になることはデメリットです。
4.費用が高い
土間コンクリート、アスファルト、砂利敷き、人工芝等に比べて、ドライテックのほうがどうしても費用は高くなってしまいます。
一番の理由は材料費です。
他の選択肢の中でも一番費用がかかる土間コンクリートと比べても、材料費だけを見ればドライテックのほうが約2倍高いです。
もちろん、現場の状況や地域によって費用差は変わりますし、土間コンクリートよりもドライテックのほうが工事が簡単という面もあります。
トータルすると、おおよそ土間コンクリートよりも約1.5倍くらい高くなるというケースが多いです。
ただ、お庭の工事は一生のうちに何度とないものです。
ここでお金をケチって後悔することがないよう、将来的なメリットを比較検討して選ぶことをおすすめします。
5.施工業者が少ない
まだまだドライテックの施工業者が少ないというデメリットもあります。
地域によっては、ドライテックを売っている生コン業者、施工業者がいない場合もあったりします。
ただ、ここ何年かでドライテックの知名度はかなり広がり、販売業者や施工業者もどんどん増えているので、今後このデメリットはなくなってくると言えます。
ドライテックの施工業者の探し方
では、いざドライテックの工事をお願いしたいとなった場合、どこに連絡すればいいのでしょうか?
ただでさえ施工業者が少ないということもあるので、最後に、ドライテックの施工業者の探し方についてまとめました。
1.生コンポータルで探す
ネットで検索すれば、いくつか施工業者は引っかかると思いますが、手っとり早く探す方法は、「生コンポータル」というサイトを使うことです。
生コンポータルでは、全国のドライテックの施工業者が掲載されているので、あなたの近くの業者も見つけることができます。
ちなみに、生コンポータルの運営元はドライテックの開発業者「長岡生コンクリート」です。
長岡生コンクリートに相談して業者を探してもらうか、サイトに掲載されている施工業者に直接連絡してみてみましょう。
ただ、施工業者の顔が見えない、実績が分からない、施工費用が載っていない、といった点があるのがデメリットと言えます。
2.ドライテック東京が紹介する施工業者
当サイト「ドライテック東京」では、ドライテックの施工業者を紹介しています。
実績豊富で信頼できる業者のみ紹介しているので、お気軽に相談してみてください。
エリアは東京都と埼玉県の一部に限られてしまいますが、対応エリアでドライテックをご検討の場合はお気軽にドライテック東京の紹介する施工業者まで相談してみてください。
結論:ドライテックは費用の安さだけで決めないこと
最後に大事なことをお話ししますが、ドライテックは費用の安さだけで決めないようにしましょう。
ドライテックはDIYが可能とは言え、何も勉強せずにはできないですし、人手も必要です。
それに様々な道具代や人手のお手伝い費用なんかもかかること、路盤調整工事からの作業ボリュームを考えると非常にコスパは悪いと言えます。
また業者に工事をお願いする場合でも、対応が遅い、愛想がない業者はいますし、見積もりは出すもののドライテックの施工実績がない業者もいたりします。
ドライテックは見積もり前には必ず現場調査が必要です。
現場調査一つとっても、営業マンが1人だけ来て写真だけ撮って帰ってしまう業者が安い見積もりを出してきたとしても、現場調査が甘くて後々追加費用がかかってしまうというケースもあったりします。
何度も言いますが、お庭の工事は一生のうちに何度もすることではありません。
ドライテックの施工業者がまだまだ少ないという点もあり、業者選びは慎重に、相見積もりは取ること、そして最終的には金額だけで業者を決めないことをおすすめします。
もし業者に依頼してリフォームをするなら、業者選びは1社だけに頼らず、複数社の見積もりを取りつつ信頼できる業者を見つけるようにしてくださいね。
下記では無料で優良業者をカンタンに検索できるサービスがあるので利用してみてください。
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欲しい商品・工事プランが決まっている場合
「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」
「○○(工事名)の実績は過去にありますか?」
欲しい商品・工事プランが決まってない場合
「○○(フェンスなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」
「○○(工事場所・手法)の対応はされていますか?」
上記のように、複数の業者に問い合わせてみてください。
この質問で比較見積もりをすることで、効率的に最安値の価格に近づけることが可能です。
メーカー商品はどこで買っても品質は一緒です。販売価格や工事単価が業者によって違うだけだからです。
とはいえ、「そんないくつもの業者に問い合わせするのは面倒!」という方は、無料で優良業者をカンタンに検索できるサービスがあるので利用してみてください。
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