家の基礎部分にひび割れが出来ている....
駐車場のコンクリート部分がひび割れている...
コンクリートのひび割れをみつけてどうしたらよいの?などでお悩みの方必見!
今回は、コンクリートにひび割れが出来てしまう原因や、補修方法などを詳しくご紹介していきます。
コンクリートのひび割れの補修方法
コンクリートのひび割れの補修方法について、今回は自分で直すDIYの方法と専門業者に依頼してプロに直してもらう方法、この2通りの方法をメリット・デメリットも加えて詳しくご紹介していきます。
①自分で直すDIYの方法
自分で直すDIYが可能なひび割れの範囲は、割れている幅が3mm以下の場合にして下さい。
それ以上の幅のひび割れを自分で補修しようとすると、ひび割れを悪化させてしまう恐れがありますのでやめておきましょう。
DIYで直す方法は、ひび割れ箇所のほこりなどを綺麗に掃除し、補修材を充填しよく乾燥させましょう。
DIYで直すメリット・デメリット
メリット・・・ 費用を安く抑えられる。ひび割れを発見し雨などが降る前などならすぐに対処ができる。
デメリット・・・間違った補修方法をしてしまうと、ひび割れを悪化させたり、コンクリート自体に悪影響を及ぼす。そして業者にDIYした補修材を撤去してもらうため費用が余分にかかってしまう。
② 専門業者に依頼してプロに直してもらう方法
専門業者に依頼した方が良いひび割れは、割れている幅が3mm以上いる場合やひび割れの箇所が多かったり、高所の場合などです。
専門業者が直す方法は、ひび割れの確認、原因の調査を行う。補修方法を決め、ひび割れ箇所を綺麗に掃除し、ひび割れ補修の施工を行う。
専門業者に依頼するメリット・デメリット
メリット・・・専門業者に依頼することにより、どうしてひび割れが発生したのか原因の究明ができ今後の対策もとれる。
デメリット・・・DIYよりは費用が高くなってしまう。
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DIYで直す!おすすめのひび割れ補修材4選
DIYで直す方必見!おすすめのひび割れ補修材を4選ご紹介します。
① ワンタッチ・かべ用コンクリートひび割れ補修材
アサヒペンから発売されているこの補修材は、屋内外のコンクリート・モルタルで出来ている壁面に使用することが可能です。
使用出来るひび割れの範囲が幅9mm以下、深さ9mm以下となってますのでそれ以上のひび割れには使用しないでください。
使用方法は簡単、ノズルを使用したい大きさにカットし後はひび割れ部分に充填するだけ。
硬化に夏場は4時間、冬場は6時間程度かかります。
使う時の注意点として、濡れていたり、湿っていたりする場所には適しませんので、良く乾かしてから天気の良い日に作業するようにして下さい。
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②コンクリートカベ用樹脂モルタル
アサヒペンから発売されているこの補修材は、屋内外のコンクリート・モルタルの壁面のひび割れに使用できます。
使用できるひび割れの範囲が幅9mm以下、深さ9mm以下となっていますのでそれ以上のひび割れには使用しないでください。
使用する際にはコーキングガンが必要となってきますので用意して下さい。
使用方法は簡単、ノズルを適度な大きさにカットしコーキングガンにセット。あとはひび割れ部分に充填したら終了。
硬化に、夏場4時間、冬場6時間程度かかります。こちらの補修材は、グレー・ホワイト・アイボリーと3色出ていますので、ひび割れの壁面に一番近い色を選んで見て下さい。
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③ ディポットパッチ
アシュフォードジャパン㈱から発売されているこちらの商品は、ひび割れにではなく、駐車場のコンクリート床面など穴があいてしまった部分などに使用できる補修材になっています。
使用方法は簡単、補修材を作りよく混ぜ、施工したい部分を水で濡らし補修材を充填しコテやヘラで廻りの高さと合うように均し完了です。使用する時の注意点として補修材を練り混ぜたら20分以内に補修を完了するようにして下さい。
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④クラックフィラー
アシュフォードジャパン㈱から発売されているこちらの商品は、コンクリート床面に使用できる補修材となってます。
流動性が高いので壁面への使用は避けて下さい。
使用方法は簡単、補修材を作りよく混ぜる。ひび割れ部分の汚れを除去し水で濡らし、補修材を充填したら完了。
硬化後盛り上がったりした補修材をカッターなどで削って完成です。
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⑤ サンホーム工業 ひび割れとくぼみ補修材
サンホーム工業から発売されているこちらの補修材は、コンクリート・モルタル・ブロック・アスファルトに使用でき、床・壁両方に施工出来る補修材になります。
使用方法は簡単、施工部分を綺麗に清掃後、充填したら完了。硬化に夏場3時間、冬場6時間程度
かかります。防水効果もあるのでおすすめです。
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業者に依頼して直してもらう方法【金額についても解説】
コンクリートのひび割れ補修を業者に依頼した場合の、施工方法の種類と、必要になってくる費用について5つご紹介していきます。
①ひび割れ補修工法
補修工法に被膜工法があり、この工法は、割れの幅が極細いひび割れの補修に適しています。
防水効果のあるポリマーセメントモルタルなどをひび割れの表面に被膜する塗り込む工法です。
費用は1m3000円程度発生します。
②注入工法
注入工法の施工方法は、ひび割れの部分やその周辺を綺麗に掃除します。
ひび割れ部分は補修材の接着に影響が出ますので、ワイヤーブラシなどを使い念入りに掃除します。
補修材となるエポキシ樹脂が注入した際に、ひび割れ部分から漏れ出ないためにシール材を充填します。
シール材が硬化したのを確認したら、エポキシ樹脂注入を注射器のような器具をシール部分に刺し行います。
注入工法にかかる費用は1m3500円程度発生します。
③充填工法
充填工法には、Uカット・Vカットシール材充填工法があります。
施工方法は、ひび割れ状況を確認後、ひび割れを中心に周りをU・V字に電動工具を使い削り、
削った部分にコンクリートと補修材がちゃんと接着するために、「プライマー」といわれる接着剤を塗布する。
プライマーが十分に乾燥したら補修材となるシーリング材を充填する。
その後ヘラで均一に整えます。
こちらの工法の費用は1m4000円程度となりますが、既存のコンクリートの仕上げに合わせて塗装などの処理を行う際は金額が上がります。1m10.000円程度と考えておいたほうがよいでしょう。
④止水工法
コンクリートのひび割れから雨漏れなどが発生している部分には、止水材を注入し漏水などを止める工法になります。費用は1m5000円程度発生してきます。
⑤カメレオン工法
カメレオン工法とは、補修した跡がわからなくする工法で、少し費用は高くなってしまいますが、
ひび割れが起こる前の状態に復元してもらう工法です。
費用は幅3mmで1m10000円程度発生してきます。
コンクリートのひび割れが発生する原因
どうしてコンクリートはひび割れをするのだろう?と不思議に思いますよね。
コンクリートのひび割れは建物へ悪い影響しか与えません。
コンクリートのひび割れが発生する原因は様々ですが、ひび割れを発生する前に対処出来ることがあるかもしれませんので、ひび割れの発生の原因を理解しておくことは大切です。
これから、ひび割れの発生原因について8つご説明していきます。
①地盤沈下
かなり大がかりに盛土をし、土地の締固めが不安定なところに家を建てた場合などは、年数が経過するとともに、土が下がったり傾いたりと少しでも起こってしまうと建物が不安定になってしまい、基礎にひび割れが発生する原因になることがあります。
②地震
大きな地震が発生してしまうと、建物の基礎に亀裂が入ったり、ひび割れが発生してしまうでしょう。
それとともに建物自体の被害もかなりでるとは思います。
微弱な地震でひび割れが発生することは少ないとは思いますが、頻繁に地震が起きた後などは基礎に異常がなかったか目視で良いので確認してみてください。
③施工不良
コンクリート工事を施工する時は、鉄筋を配筋して型枠を建て込んでからコンクリートを打設するのですが、この鉄筋と型枠の隙間が規定値あいてないとコンクリートが薄くなってしまい、コンクリートのひび割れが発生する原因となってしまいます。
④エフロ発生
コンクリート工事で型枠を建て込む際向かい合う型枠で支えあい、均等のコンクリート打設幅を確保できるようにするために使用するセパレーターというものがあります。
コンクリート打設後そのセパレーターの部分の後処理をきちんとしておかないとその部分などから、雨水などが染み込みコンクリート内の可溶性物質と反応してしまい、クラックなどの隙間から白いものが出てきて表面で固まってしまいます。
その現象をエフロ発生というのですが、その現象が起きてしまうとひび割れの発生の原因としてコンクリートにも悪影響を及ぼしていますので、白い塊を発見したら早急に対処してください。
⑤凍結
コンクリート打設後など気温が下がりコンクリートが凍結、気温が上がり溶けるが、コンクリートの中で起きてしまうと水分が発生し、コンクリートの中に配筋してある鉄筋が錆びてしまいます。
錆びた鉄筋は膨張しコンクリートを破壊し、ひび割れの発生の原因となってしまいます。
⑥融雪剤
寒さが厳しい寒冷地などや、真冬に橋の上などに雪を溶かし凍結しないようにまく融雪剤がコンクリートに付着してしまうと、融雪剤の溶かす作用がコンクリートにも働いてしまい、ひび割れ発生を誘発してしまうおそれがあります。
もしかかってしまったなと思った際は水で洗い流すなどして下さい。
⑦塩害
コンクリートを打設する際などに塩化物がたくさん含まれてしまうと、コンクリートの中に配筋した鉄筋が、時間をかけて錆たりしてしまいます。
鉄筋は錆びると膨張してしまうので、コンクリートのひび割れへと繋がってしまうのです。
⑧中性化
雨などにも強いコンクリートですが、長い年月雨や外気にさらされていたコンクリートは劣化し、コンクリートに含まれているカルシウム化合物が中性化されます。
中性化してしまうとコンクリート内に配筋されている鉄筋が錆びてしまい、その錆が膨張しコンクリートのひび割れの発生になりかねませんので、劣化を防ぐためにも塗装などをするのもよいかもしれません。
コンクリートのひび割れを放置してまうと...
コンクリートのひび割れを放置してしまうと、建物への悪影響に繋がる可能性があります。
放置してしまうと、ひび割れが大きくなっていってしまう恐れがあります。
ひび割れから雨水など水が入っていってしまうと、コンクリートの中に入っている鉄筋を腐食させてしまいます。腐食した鉄筋は膨張し、その現象でコンクリートのひび割れを拡大しコンクリートが剥がれ落ちてしまうといった状態へと繋がってしまいます。
鉄筋が腐食するとコンクリートの強度や耐久性が低下してしまい、そうなればおのずと建物の強度と耐久性は低下し、地震などが起きた際耐えることのできない建物へとなっていってしまうのです。
もしRC造の建物などの高い部分でのコンクリートのひび割れが発生してしまった場合、それを放置すると、落下の危険にも繋がる恐れが有りますので、コンクリートのひび割れを見つけたら放置せずにすぐに対処するようにしましょう。
結論:ひび割れの放置は厳禁!心配な場合は専門業者に頼みましょう。
今回はコンクリートのひび割れの補修方法について詳しくご紹介してきました。
ひび割れの発生する原因はいろいろとあることがわかりましたので、原因やひび割れの状況に応じた補修方法を選んで行って下さい。
コンクリートのひび割れを放置してしまうと、建物自体への影響がありますので対処の方法に困った時は専門業者に頼みましょう。
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