ドライテックは雨水を地中に浸透させることができるため、ゲリラ豪雨などの浸水災害対策として様々取り上げられています。
このドライテックの透水効果は、積雪防止や凍結による転倒対策にも効果があるとされていますが、実際に調査された記事はほとんど見かけられませんでした。
そこで今回、積雪の多い地域でドライテックを施工された方を取材し、雪国でのドライテックの状態・効果についてお聞きすることができたので、ご紹介したいと思います。
今回、リポートした施主様の情報はこちらです。
- 30歳男性、奥様、子ども2人の4人家族
- 東北の日本海側(内陸)お住まい
- 年間積雪量200~250cm
- カーポート設置は耐雪100cm~が推奨される地域
- 冬季間の平均最高気温3℃、平均最低気温-5℃
今回の記事については、施主様への質問形式で進めていきたいと思います。
ドライテックは雪国でも大丈夫?
結論から言うと、全く問題はありませんでした。
私が住む地域は、毎年積雪が多いのですが、ドライテックの施工が可能な外構・エクステリアショップが近くにあり、施工するための環境は整っていました。
昨年の春にドライテックを施工してもらってから、今回はじめての冬と雪を経験しましたが、見た目も透水性もそのままで、何も劣化もなく、ドライテックにしたから不都合があったというのは全くありませんでした。
後述しますが、むしろドライテックにしたメリットのほうが多くありました。
ドライテックは凍結しても割れないの?滑りにくい?
現在のところ、ドライテックの状態は変わらず割れや凹みなど見られません。
土間コンクリートなどで起こることがあるひび割れ(クラック)は、ドライテックでは起こりにくく、発生したとしても目立たないであろうと思います。
ちなみに、こちらの写真は、氷点下時でのドライテック表面の状態です
溶けた雪がそのままドライテックの中を浸透して、表面上に溜まらないため、氷が張るようなことがありませんでした。
ただ、悪条件が重なると、私の家ではドライテック上でも滑りやすい状況が発生してしまうことがありました。
その条件ですが、
- 長時間の降雪による日照不足
- 一日中氷点下の気温
- 積もった雪を掃かず、踏み固める
です。
ちなみにこれは私の住んでいる寒い雪国での話ですが、これらの条件が重なると、どうしても滑りやすい状況というのは起きてしまいました。
雪が解けるための日光や気温の上昇という条件が発生しないと、ドライテック上でも雪は解けず積もり続けました。
その条件下で踏み固めてしまうと、踏み固めた雪上に氷が張ってしまい滑りやすくなってしまいます。
ドライテックは滑りにくい商品ではありますが、全く滑らないわけではありません
条件が重なると滑りやすくなってしまう、ということを把握しておくことが必要かと思います。
ドライテックの雪解けはどんな感じ?早い?
土間コンクリートやタイル、砂利上など他の素材に比べると、雪解けは早いです。
特に、日当たりが良い場所ではより効果を実感できました。
雪解けの経過について、写真をお見せしながらお話しますね。
雪が降った翌朝
これは、1月上旬の午前9時、気温-5℃のときの写真です。
夜間降った雪がドライテック上にも積もっています。
1時間後の状態
次の写真は、1時間後の写真。(同じ日の午前10時、気温-3℃のとき)
氷点下ですが、日光が当たっている部分は既に解け始め、ドライテックが見えてきています。
2時間後の状態
そしてそのまた1時間後の写真。(午前11時、気温-1℃)
解けた範囲が広がり、始めに解けた部分は既に乾いている状態です。
4時間後の状態
そして最後は、午後1時、気温1℃のときの写真。
ほぼ全体が解け、靴下で歩いても濡れないくらい乾いていました。
個人的な感覚もあるのですが、雪国で暮らす私にとっては、ドライテックの雪解けは早いと感じました。
ドライテックは雪かきしなくてもOK?
雪かきは必要です。
ドライテックは、あくまで「解けた雪が地表に浸透し、その場に溜まらない」効果があるだけで「積もった雪を解かす」効果があるわけではありません。
ドライテック上でも、「氷点下・夜間・豪雪」などの、雪が解けづらい環境下では積もってしまうため、ご注意ください。
水で溶かせば流れていくって本当?
これもよく聞く話です。
この説に関しては、実際にやってみたレポートを紹介したいと思います。
水をかければ流れていくのは本当か?実際にやってみた
今回、水をかければドライテック上では雪が流れて消えるのか?、という質問を頂いたので、興味があったので実際にやってみることにしました。
①水の準備~その1~
本来であれば、屋外水栓からシャワーをかけて行おうと思っていました。
しかし、下記の写真の通り...
豪雪地の冬の間では屋外水栓は雪に埋まり、水道管自体も凍結し水が出ない状態です。
そのため今回は水道水を入れたジョウロで水を流すことにしました。
②水の準備~その2~
今回、準備したのは園芸用ジョウロ(4L)です。
これに水道水を入れ、何杯かけるとどのくらいの範囲が解けるのか、解けた後の状態はどうなっているのかを見ていきたいと思います。
ちなみに水道水の温度ですが、屋外シャワーが使えた場合を想定し、冷たい状態で行いました。(6.3度)
③ 実践
それでは実際にかけてみましょう。
水をかけはじめた部分から、雪は解けてシャーベット状になっていきます。
他の部分と比べ、ドライテックが見えてきています。
そして、ジョウロ1杯分の水をかけた直後の状態です。
わずかにドライテックが見えていますが、ほとんどの場所がシャーベット状の氷で覆われています。
この状態で放置してしまうと、凍結する恐れがあるため、表面の氷がなくなるまで何度かかけてみたいと思います。
その後もジョウロで水をかけ続け、4杯分かけた結果です。
水をかけた部分 (縦1m×横30cm)の範囲は雪が解けていき、ある程度表面が出てきました。
まだシャーベット状になっている部分はありますが、水が溜まっている部分はなく冬季間でも水分が地表に浸透していることが分かりました。
今回の実験を行ってみて、冷たい水をかけても雪は解け、解けた水分が浸透していくことが分かりました。
しかし、実際に行ってみて正直なところ、
「水をかける労力に対して解ける量が見合わない」と感じました。
もちろん、屋外水栓からシャワーで水をかけることができれば、もっと短時間で広範囲の雪を解かすことができると思います。
しかし、私の住んでいる所のように積雪が多い地域では、どこも屋外水栓を使うことが難しい環境なのではないかと思われます。
水をかけるために準備するより、ある程度表面の雪を掃いたほうが時間がかからないと感じました。
ドライテックで冬(雪や氷点下)を過ごした感想
雪国で住んでいる私が、ドライテックで冬を過ごした感想をまとめると下記の通りです。
・氷点下でもヒビ割れない
・雪解けは早い。けど、雪かきは必要
・凍結しにくい。けど、悪条件が重なると凍結の恐れあり
といった感じです。
以上のように、ドライテックは、雪が降っても氷点下になっても問題なく使用することができて、デメリットはありませんでした。
むしろ冬の場合でも、ドライテックは透水性があるので、雪解けが早く凍結しにくいというメリットだけがあったという印象です。
改めて、ドライテックにして良かったと実感しています。
結論:ドライテックは雪国でも大丈夫です!
今回はドライテックに雪が積もったとき、また氷点下になったときの状況について、リアルな声を頂くことができました。
結論、ドライテックは雪国でも問題ないということが分かりました。
また雪解けも早いというメリットもあったので、この記事を読んで雪国の方がドライテックを検討して頂けたら幸いです。
もし業者に依頼してリフォームをするなら、業者選びは1社だけに頼らず、複数社の見積もりを取りつつ信頼できる業者を見つけるようにしてくださいね。
下記では無料で優良業者をカンタンに検索できるサービスがあるので利用してみてください。
>>【無料】外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう
-
【プロが厳選】外構相談・見積もり比較サイトランキングTOP5
【PR】 外構相談・比較ランキング 外構プラン・設計歴10年以上のプロの外構業者監修のもと、見積比較サイトを徹底比較!無料で見積もりプランを作成してもらえるサイトを厳選しました。 外構・エクステリアの ...
続きを見る
無料で効率的!外構・エクステリアの見積もり金額を下げるコツ
外構・エクステリア商品を買うことって人生で一度か二度あるかないか。
普段から意識してチェックしてるわけでもないから、相場価格や費用感は分からないですよね。
そんなあなたのために「見積もり金額を下げるコツ」を紹介します。
以下の通りです。
欲しい商品・工事プランが決まっている場合
「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」
「○○(工事名)の実績は過去にありますか?」
欲しい商品・工事プランが決まってない場合
「○○(フェンスなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」
「○○(工事場所・手法)の対応はされていますか?」
上記のように、複数の業者に問い合わせてみてください。
この質問で比較見積もりをすることで、効率的に最安値の価格に近づけることが可能です。
メーカー商品はどこで買っても品質は一緒です。販売価格や工事単価が業者によって違うだけだからです。
とはいえ、「そんないくつもの業者に問い合わせするのは面倒!」という方は、無料で優良業者をカンタンに検索できるサービスがあるので利用してみてください。
>>【無料】外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう
-
【プロが厳選】外構相談・見積もり比較サイトランキングTOP5
【PR】 外構相談・比較ランキング 外構プラン・設計歴10年以上のプロの外構業者監修のもと、見積比較サイトを徹底比較!無料で見積もりプランを作成してもらえるサイトを厳選しました。 外構・エクステリアの ...
続きを見る
外構やエクステリアのお買い物は一括見積もりがおすすめな理由
価格を安くできて、優良業者が見つかるからです。
外構やエクステリアのお買い物は、一般の人であれば人生に一度か二度経験するくらいのこと。そのため知識がないのが普通です。
だから後悔しないよう、価格を安く、かつ失敗しない外構にするには業者選びは慎重に。
そのため1社だけではなく複数業者に相談することを強くおすすめします。
前述したサイト「外構相談比較ランキング」は、厳しい審査をクリアした優良業者のみ登録しています。そのため悪徳業者は完全に排除されています。
地域によっては登録業者が少ないこともありますが、悪徳業者に当たることはまずないので安心してください。
実際にサイトを見て頂ければ分かりますが、大手ハウスメーカーから地元の工務店まで幅広く、新築外構にも対応しています。
また一括見積もり依頼は1分で終わります。必要最小限の項目だけでOKです。
自分で調べて1件1件問い合わせる、車で業者さんを周るといった、業者さん探しの手間が圧倒的に省けます!
それに業者探しの手間が省けると、商品やプランの検討に時間が使えるようになるので、外構に失敗する可能性は低くなります。
業者選び、商品選びとやることも多くなると、結局の目的は何だったのか見失ってしまうことも。。。そんな心配もなくなりますね。
一括見積もりは「検討段階」でもOK
「注文するかどうか分からない」といった、とりあえず考え中の段階でも大丈夫です。
業者側もそうした相談が多いことは分かっているので、丁寧に相談に乗ってもらえます。
特に新築の場合は考えることも多いですからね。新築の場合は備考欄に「新築外構」と入れることで得意な業者さんを紹介してくれます。
一括見積もりなら最安値で業者が探せる
そして何といっても一括見積もりの最大のメリットなのが、「価格が安くなる」ことです。
業者によって、エクステリア商品・工事費用に差があるからです。
比較見積もりを取ることで、2社であれば優劣が分かり、3社以上で平均相場が分かってきます。
実際の現場訪問しての見積もりは2社でも問題ないですが、事前の費用や割引率などの確認は、できるだけ多くの業者さんから取ることをおすすめします。
例えば価格の大きいカーポートやフェンスなどは、相見積もりで割引率が5%しか違わなかったとしても、金額の差にすると2~3万円も変わってきます。
見積もりと1~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が決まってしまうので、ここで手を抜くのはもったいないです!
>>【無料】外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう
-
【プロが厳選】外構相談・見積もり比較サイトランキングTOP5
【PR】 外構相談・比較ランキング 外構プラン・設計歴10年以上のプロの外構業者監修のもと、見積比較サイトを徹底比較!無料で見積もりプランを作成してもらえるサイトを厳選しました。 外構・エクステリアの ...
続きを見る
上記のサイトは新築外構にも対応しているので、新築外構の相談の方もお気軽に申し込んでくださいね。
ちなみに入力は1分程度でサクッと完了します。外構についての要望が頭の中にある状態で一緒にやっておきましょう。
>>【無料】外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう