「植えなきゃよかった...と後悔したグランドカバーってありますか?」
そんなお悩みにお答えする記事を用意しました。
本記事を読むメリットは下記の通り。
・グランドカバーで後悔しないための必須知識が分かる
・グランドカバーにおすすめの種類が分かる
・植えてはいけない後悔するグランドカバーが分かる
この記事はプロの外構工事業者が監修のもと作成しました。
そのため、後悔の声が多いグランドカバーから、グランドカバーにおすすめの種類についても紹介します。
お庭にグランドカバーを植えようと検討している方は是非参考にしてくださいね。
グランドカバーとは?
グランドカバー(グランドカバープランツ)は、下草、地被植物と呼ばれる植物の総称です。
そのため特定の種類が決まってるわけではありません。
分かりやすいところで言うと「芝生」が代表例ですね。
一般的には、膝くらいまでの高さの地面を覆う植物をグランドカバーと呼ばれています。
グランドカバーが選ばれる理由
グランドカバーには様々なメリットがあります。
数あるお庭の舗装方法の中で、グランドカバーが選ばれる理由は以下の通りです。
グランドカバーが選ばれる理由
・好きな種類を選べて自分好みの庭にできる
・緑が一面に広がって景観が良くなる
・雑草対策になる
・土ぼこり・泥はね防止
・気温上昇の緩和
・見た目のリラックス効果
この中でも一番の選ばれる理由は「雑草対策」でしょう。
雑草対策には他にも、砂利、タイル、コンクリートといった舗装方法もあります。
しかし、緑のある景観の良さだったり、気温上昇を緩和する環境性などから、グランドカバーを選ぶ方は多いです。
ちなみに、グランドカバーによっては雑草対策の効果の差があったり、踏んではいけないものもあったりします。
グランドカバーはこんな人におすすめです
こんな人はグランドカバーを選びましょう。
・植物が好きな人
・定期的にお手入れできる人
・お庭を遊び場として使いたい人
反対に、以下のような人はグランドカバーをおすすめできません。
・植物のお手入れをしたくない人
・忙しい人・お手入れができない人
植物は生き物なので、日々のお手入れが必要になります。
植物にそもそも興味がない人、お手入れが面倒くさいと思ってしまう人にはグランドカバーは不向きと言えます。
グランドカバー=お手入れ不要、と考えていた人は、植えた後に後悔してしまうでしょう。
植えてよかった!と思える、グランドカバーで後悔しないための必須知識4選
あなたが「グランドカバーを選んで良かった!」と思ってもらうために、グランドカバーに関する必須知識を紹介します。
これを知らないで植えると後悔する可能性があるので、必ずチェックしておいてくださいね。
① 定期的にお手入れが必要
ほとんどのグランドカバーは定期的なお手入れが必要です。
雨が降らない日が続いたときの水やりや、草が伸びたときの剪定などです。
怠ると枯れてしまったり景観が悪くなってしまいます。
そのため、植える予定のグランドカバーが、どんなお手入れが必要で、どれくらいの頻度で行うのか、という点は事前に知っておきましょう。
② グランドカバーの種類の特性を知る
グランドカバーには様々な種類があり、その植物の種類によって特性が異なります。
そのため以下の点は事前に確認しておきましょう。
- 日当たりの条件
- 理想の土質について
- 雑草抑制の効果について
- 成長スピードについて
- どんなお手入れが必要か
以上の点を知らないがために、せっかく植えたのに枯れてしまった...と後悔してしまうかもしれません。
あなたが選んだグランドカバーはどんな植物なのか知っておいてくださいね。
③ 事前に雑草は処理しておく
グランドカバーを植える前に雑草は処理しておきましょう。
理由は、雑草がそのままだと、グランドカバーを植えても雑草で覆われてしまうからです。
また、雑草に栄養素を取られてしまい、グランドカバーに栄養が回らず枯れてしまったりもします。
それに、雑草だらけのグランドカバーは見た目的にも残念です。
雑草の処理は、除草剤を使用するのが便利です。
除草剤をまいて雑草の根まで枯らしてから、完全に枯れた雑草を取っていきます。地表の中にも雑草の根がないように処理しましょう。
④ 土づくりをする
多くのグランドカバーは、水はけの悪い土を苦手とします。
特に良くないのが「粘土質の土」です。
そのような土の状態のままグランドカバーを植えても、すぐに枯れたり、その後に病気になってしまう確率が高くなります。
そのため、あなたのお庭の土はどんな土質(水はけ・栄養分)なのか、選んだグランドカバーはどんな土質が良いのか、といった点を確認しましょう。
そして必要であれば土づくりをしてからグランドカバーを迎え入れましょう。
【おすすめ】人気のグランドカバー11選
ここでは、一般的に人気のあるグランドカバーを紹介します。
以下の通りです。
人気のグランドカバー11選
①芝生
②クラピア
③クリーピングタイム
④セダム
⑤ネモフィラ
⑥タピアン
⑦ペニーロイヤルミント
⑧タマリュウ
⑨ダイカンドラ
⑩プラティア
⑪芝桜
順番に特徴やお手入れの仕方について紹介していきます。
①芝生
グランドカバーの代表格なのが、芝生です。
日本でも芝生のあるお庭をよく見かけると思います。
1年を通して景観を保ち、雑草の抑制効果もあり、また踏んでもOKなのでお庭のグランドカバーには特におすすめです。
ただし、植えた後のお手入れが多いのが気になるところです。
芝生の植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 風通しが良く、水はけの良い土地 |
土 | 水はけの良い土づくり |
水やり | 土が乾いたら午前中に水やりをする |
肥料 | 3月~9月の生育期に与える |
病気・害虫 | サビ病、ラージパッチといった病気が発生しやすい(早期対処が必要) |
剪定・刈り込み | 生育期は2週に1度くらい必要 |
その他のお手入れ | エアレーションや目土入れなど |
芝生は、定期的な水やり、肥料、剪定や刈り込み、また芝生と土に穴を開けるエアレーションなどのお手入れが必要になります。
芝生はお手入れが多いのがネックですが、逆にその点が大丈夫なのであれば、かなり安定したグランドカバーなのでおすすめです。
②クラピア
クラピアは、近年でかなり普及が進んだグランドカバーの一つです。
春から秋にかけては背丈が低く、一面が美しい緑になります。踏んでも問題ありません。
また小さな花が咲くのが特徴でとても可愛いです。開花時期は4月~9月頃です。
クラピアの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりが良く、風通しの良い場所。 |
土 | 水はけの良い土づくり |
水やり | 植えてから2~3週間は土が乾いたタイミングで水やり。その後は基本的に水やり不要。 |
肥料 | 春と秋に肥料を与える |
病気・害虫 | 梅雨時期には病気に注意する。薬剤、刈り込みをして予防をする。 |
剪定・刈り込み | 梅雨時期の前後に刈り込みが必要。その他の時期は高さを見つつ刈り込みをする。 |
クラピアは、芝生と比較するとお手入れが少ないです。
成長するととても綺麗な緑の絨毯になり、お庭の景観が良くなるグランドカバーです。
ただし、冬枯れがあり、枯れるとほとんど葉っぱが落葉するので、冬場の見た目が良くないのがデメリットと言えます。
③クリーピングタイム
クリーピングタイムは虫除けに効果があると言われているグランドカバーです。虫が嫌がる香りを持っているからです。
また冬枯れしないので1年中緑の景観を保ちます。
初夏には、ピンク色の手毬のような丸い形の花を咲かせます。
クリーピングタイムの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりが良く、風通しの良い場所。 |
土 | ハーブ用の培養土を使用する。「苦土石灰」をまいて土壌調整するのがおすすめ。 |
水やり | 土が乾いたタイミングで水やり。ただし湿気を嫌うため土は乾燥気味にしておく。 |
肥料 | 植えるときに粒状の肥料をまく。肥料のやり過ぎは香りが薄れるので注意する。4月~6月、9月~11月に液体肥料、または土の上に置く固形の肥料を与える。 |
病気・害虫 | ほぼ心配なし。 |
剪定・刈り込み | 梅雨~夏を迎えると蒸れて生育不良になります。 なので、花が咲き終わって梅雨に入るまでの間に全体の半分程度の高さに刈り込みします。 |
クリーピングタイムは、ハーブ系のグランドカバーの中でも代表格の種類です。
ただし、繁殖力が強いので、お手入れしないとどんどん草が広がってしまうので注意しましょう。
④セダム
セダムは、プリプリした葉が印象的な多肉植物です。
観葉植物として人気で、お庭の一部に植えてアクセントにする方が多いです。
冬枯れしないので、1年中緑の景観を保ちます。
セダムの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 風通しの良い場所 |
土 | 水はけが良い土づくり |
水やり | 植えてから7日後に水やりをする、根付いた後は基本的に水やり不要 |
肥料 | 基本的に不要 |
病気・害虫 | ヨトウムシなどの害虫にやられることがある→見つけ次第薬剤で対処する |
剪定・刈り込み | 3月か9月に行う(新芽を促すため) |
セダムは比較的お手入れがラクチンな植物です。
ただし、踏んだりするのはNGなので、お庭の一部に植えるのが最適。
他のグランドカバーと合わせて植えることでお庭のオシャレさもアップするでしょう。
⑤ネモフィラ
ネモフィラは青い花が綺麗なグランドカバーです。
見た目の美しさから全国に名所があります。1年草のため4月~5月頃に花が咲き、冬には枯れます。
ネモフィラの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりが良く、風通しの良い場所 |
土 | 水はけが良い土づくり |
水やり | 土が乾いたら水やりするが乾燥気味がちょうどいい |
肥料 | 春と秋に液肥を1~2回やる |
病気・害虫 | 灰色かび病、うどん粉病に注意する。見つけ次第薬剤で処理する。 |
剪定・刈り込み | 花が咲き終えたら半分くらいに切り戻して剪定する |
ネモフィラも踏むのはNGなので、お庭の一部に採用するのが最適です。
他のグランドカバーと合わせることで、開花時期の4月~5月にはとても綺麗なお庭になるでしょう。
⑥タピアン
タピアンはサントリーが開発したグランドカバーです。
4色の可愛いお花が咲くので「花のカーペット」とも呼ばれています。
お花が綺麗なので鉢植えに入れて育てる方も多いです。
タピアンの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりが良い場所、半日陰くらいでもOK |
土 | 水はけが良い土づくり |
水やり | 植えてから2~3週間は土が乾いたら水やりする、その後は基本的に水やり不要 |
肥料 | 成長期に緩効性肥料を与える |
病気・害虫 | アブラムシがつくことがあるので注意する |
剪定・刈り込み | 花が少なくなってきたら切り戻しする |
タピアンも、他のグランドカバーと合わせてお庭の一部にアクセントとして植えると綺麗でしょう。
⑦ペニーロイヤルミント
ペニーロイヤルミントは、爽やかな香りと、虫除け効果の期待できるミント系の植物です。
踏んでもOKなのでグランドカバーに向いている植物の一つです。
ペニーロイヤルミントの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりが良い場所、半日陰くらいでもOK |
土 | ハーブ用の土で育てる |
水やり | 根付くまでは1日2回水やりする、根付いたら基本的に水やり不要 |
肥料 | 基本的に必要なし |
病気・害虫 | アブラムシがつくことがあるので注意する |
剪定・刈り込み | 株が増えすぎたら剪定する |
その他のお手入れ | 広がりが非常に早いので注意する |
ペニーロイヤルミントは、成長がとても早い植物です。
ミント系の植物は総じて成長が早いので、「ミントを植えて後悔した...」という方もいるほど。
剪定や刈り込みなどが定期的に必要ですが、心配な方はまずはプランターなどで小規模に植えてみてはいかがでしょうか。
⑧タマリュウ
タマリュウは日本古来から存在するグランドカバーです。
昔は日本庭園などで採用されていたり、古くから日本人に親しまれてきた植物です。
基本的に踏むのはNGなので、人が立ち入らない場所に植えます。
タマリュウの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | どんな場所でもOK |
土 | 水はけの良い土に植える |
水やり | 植え付け後3週間くらいは土が乾いたタイミングで水やり。その後の水やりは不要。 |
肥料 | 植えた時に与える、その後は油粕程度。 |
病気・害虫 | ほぼ発生しないので心配なし |
剪定・刈り込み | 1年に1回程度刈り込みをする |
タマリュウは冬枯れせずに1年中緑を保ちます。また密接して育つのでグランドカバーにぴったりな植物です。
ただし、踏むのはNGなので、人が踏み入れる場所には植えられません。お庭の一部に植えるようにしましょう。
⑨ダイカンドラ
ダイカンドラは種から育てるので、導入費用が安く人気のグランドカバーです。
ダイカンドラの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりが良すぎる場所は避ける |
土 | 水はけの良い土に植える |
水やり | 植え付け後2週間くらいは土が乾いたタイミングで水やり。その後の水やりは不要。 |
肥料 | 植えた時に緩効性肥料与える、その後は1年に1~2回くらい成長期に与える |
病気・害虫 | 白絹病などが発生する場合あり→見つけ次第早めに対処する |
剪定・刈り込み | 高さが出てきたら好みの高さに刈り込みする |
ダイカンドラは、土質が硬すぎたり、日当たりが良すぎたりすると、一面に綺麗に広がらない場合もあります。
また多少踏んでもOKですが、何度も足を踏み入れるところに植えると枯れてしまったりもします。
種を買えばいいので導入費用は安く済みますが、植える場所や土壌には注意しましょう。
⑩プラティア
プラティアは星の形をした青や白色の花が特徴のグランドカバーです。
花の形から「スターラベンダー」とも呼ばれていて、綺麗なお花が人気で選ばれています。
プラティアの植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 基本的にどんな場所でもOK |
土 | 水はけの良い土に植える |
水やり | 植え付け後2週間くらいは土が乾いたタイミングで水やり。その後の水やりは不要。 |
肥料 | 植えた時に緩効性肥料与える、その後は1年に1~2回くらい成長期に与える |
病気・害虫 | 白絹病などが発生する場合あり→見つけ次第早めに対処する |
剪定・刈り込み | 高さが出てきたら好みの高さに刈り込みする |
プラティアは高温多湿が苦手な植物です。
そのため、特に夏場にダメになってしまい枯れてしまうケースがあります。
プラティアを植える際は、一気に植えるのではなく少量から試してみて、あなたのお庭環境に合うかどうか調べてからにしましょう。
⑪芝桜
芝桜は、春にとても綺麗な花を咲かせるグランドカバーです。
鮮やかな色彩の美しさから、全国各地に芝桜の名所があって、春ごろには多くの観光客で溢れています。
芝桜の植え方・育て方
項目 | 植え方・育て方 |
理想の植える場所 | 日当たりの良い場所 |
土 | 水はけの良い土に植える |
水やり | 植え付け後3週間くらいは土が乾いたタイミングで水やり。その後の水やりは不要。 |
肥料 | 花が咲く前の2月ごろに緩効性肥料を与えると花つきが良くなる |
病気・害虫 | 線虫病、灰色かび病に注意する→見つけ次第早めに対処する |
剪定・刈り込み | 花が咲き終えたら剪定する |
芝桜は踏むのはNGなので、踏み入れない庭の一部に植えるのがおすすめです。
また芝桜には品種がたくさんあり、好きな色を選ぶことができます。
他のグランドカバーと合わせることで、花が咲く頃にはとても綺麗な景観を楽しめるでしょう。
これで迷わない!タイプ別におすすめのグランドカバーを紹介します。
ここからはタイプ別にグランドカバーを紹介していきます。
以下の3つのタイプに分けておすすめのグランドカバーを紹介します。
・常緑のグランドカバー
・日陰でも育つグランドカバー
・虫除けになるグランドカバー
・常緑のグランドカバー
画像:ディコンドラ
1年中緑の景観が保ち冬枯れしないグランドカバーが良い方は、以下の種類がおすすめです。
- 芝桜 (可愛いお花が咲く)
- イベリス・センペルヴィレンス (可愛いお花が咲く)
- マツハギク (可愛いお花が咲く)
- タマリュウ (日陰でも育つ)
- アジュガ (日陰でも育つ)
- ノンフラワーカモミール (踏んでもOK)
- ディコンドラ (踏んでもOK)
- ペパーロイヤルミント (虫除け効果)
- クリーピングタイム (虫除け効果)
- ローズマリー (虫除け効果)
・日陰でも育つグランドカバー
画像:ミント
日当たりが悪い場所にグランドカバーを採用したい場合は以下の種類がおすすめです。
- タマリュウ (常緑)
- ベロニカ・オックスフォードブルー (可愛い花が咲く)
- ヒメツルソバ (可愛い花が咲く)
- クラピア (踏んでもOK)
- ディコンドラ (踏んでもOK)
- ミント (虫除け効果)
- レモンバーム(虫除け効果)
- ローズマリー(虫除け効果)
・虫除けになるグランドカバー
虫除け効果のあるグランドカバーが良い方は以下の植物がおすすめです。
- タイム (蚊・ハエ・ナメクジ・ゴキブリ等の虫除け)
- ミント (ハエ・ノミ・カメムシ・ゴキブリ・アリ等の虫除け)
- ラベンダー (蚊・蛾・ダニ・ハエ等の虫除け)
- ローズマリー (蚊・ゴキブリ・ダニ等の虫除け)
何も知らずに植えると後悔するグランドカバー5選
グランドカバーは植物の種類によってそれぞれお手入れが異なります。
そうしたことを何も知らずに植えてしまうと後悔するグランドカバーを5つ紹介します。
① ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウはグランドカバーに採用されることが多い植物ですが、一方で「植えなきゃよかった...」と後悔する方も多いです。
後悔の理由は以下の通りです。
- 種を飛ばして周囲の土地に侵入する
- 他の植物に被害を及ぼす
- 一度植えると駆除が大変
- 「重点対策外来種」に指定されている
ヒメイワダレソウは、繁殖力が強い植物で、種を飛ばして周囲に侵入します。さらに他既存の生態系に危害を及ぼす「重点対策外来種」に指定されています。
後悔する可能性が高いので、植えないようにしましょう。
② ワイヤープランツ
ワイヤープランツは葉っぱのかわいい植物ですが、お庭のグランドカバーにはおすすめできません。
理由は、他の植物に絡んで悪影響をあたえてしまうこと、また繁殖力が非常に強く、横だけなく壁にも登るほど広がってしまうからです。
増えすぎると駆除もかなり大変なので、グランドカバーに採用するのは避けましょう。
③ シロツメクサ
シロツメクサはクローバーとも呼ばれていて、公園などに植えてあることが多いグランドカバーです。
ただし繁殖力が強いので、すぐに背が高くなってお庭では伸び放題になってしまいます。
根絶がかなり大変なのでお庭のグランドカバーにはおすすめしません。
④ ミント
人気のグランドカバーでも紹介したミントですが、こちらも成長スピードが早いので、安易にグランドカバーに採用するのはおすすめしません。
後々の駆除が大変なので、プランターで育てるなど小規模で植えることをおすすめします。
⑤ ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウはつる性のある植物で、青や白、紫などの花を咲かせます。
ただし、定期的な剪定をしないとあっという間に地面を覆いつくしてしまいます。さらには他の植物や壁も覆いつくしてしまいます。
一度根付くと駆除が大変なのでグランドカバーにはおすすめしません。
グランドカバーを植えた後に後悔するケース4つ
グランドカバーを植えた後に後悔することが多いケースを4つ紹介します。
① 枯れてしまった
グランドカバーで一番後悔することが多いケースです。
枯れてしまう理由は以下の点が考えられます。
- 水やりしなかった or やり方を間違えた
- 土の質が合わなかった
- 日当たりの条件が合わなかった
- 病気にかかってしまった
グランドカバーを枯らさないためには、事前にお手入れ方法を知っておくことが大切です。
水やりの仕方、理想の土質、日当たりの条件、病気の予防や対処方法など、事前に確認しておきましょう。
② 雑草が混ざってしまう
せっかくグランドカバーを植えたのに、雑草と混ざってしまい景観が悪くなって後悔するケースもあります。
雑草が混ざってしまう理由は以下の点が考えられます。
- 事前の雑草処理をしていなかった
- グランドカバーの雑草抑制効果が低かった
- 雑草取りのお手入れをしなかった
どの種類のグランドカバーを植えるにも、事前の雑草処理は必須作業です。
除草剤をまいて雑草の根まで枯らしてから、完全に枯れた雑草を取っていきます。地表の中にも雑草の根がないように処理しましょう。
またグランドカバーの種類によっては、雑草の抑制効果が低いものもあります。
例えば芝桜は株同士にスキマがあるので、雑草を防ぐことはできないです。そのため、芝桜は防草シートを使って植えるのが定番となっています。
一方で、雑草の抑制効果の高いのが「芝生」と「クラピア」です。背が低く密に育つので雑草が生えにくいです。
ただし、どんなグランドカバーでも完全に雑草を生えなくすることは不可能です。そのためグランドカバーを植えた後も定期的に雑草を処理する必要があることを理解しておきましょう。
③ 増えすぎて大変
グランドカバーが増えすぎて大変...と後悔するケースは、地下茎で成長するグランドカバーを選んでしまった場合に多いです。
地下茎で成長するものは、増えてほしくない場所まで勝手に成長してしまいます。
また、種を飛ばすタイプのグランドカバーも注意です。
グランドカバーを選ぶ際には、地下茎で成長するものを選ばない、種を飛ばすものを選ばない、といった視点で検討することも大切です。
④ イメージと違った
植えた後の景観を見て「イメージと違った...」と後悔するケースも多いです。
イメージと違ったケースで多いのが、思っていたように広がらない、背丈が高い・低い、花が短い・冬枯れするなどの見た目が違うといった点です。
ただし、こういったことは植物の特性を知っておけば起こりません。
そのためグランドカバーを選ぶ際は、特性やお手入れのことも知り、しっかり検討してからにしましょう。
グランドカバーでよくある質問
ここからは、グランドカバーでよくある質問について回答します。
雑草対策におすすめのグランドカバーは?
芝生、クラピア、タピアンがおすすめです。
以上の3つは背丈が低く密に育つので、雑草が生えにくい環境にすることができます。
白い花が咲くグランドカバーでおすすめの植物は?
イベリス、クラピア、芝桜がおすすめです。
イベリスは約2ヶ月程度、芝桜は約1ヶ月程度、一面に花が咲きます。
クラピアは4月~9月にかけて咲きますが、ポツポツと咲く程度で、一面お花のカーペットのようにはなりません。
青い花が咲くグランドカバーでおすすめの植物は?
芝桜、ベロニカ・オックスフォードブルー、アジュガなどがおすすめです。
駐車場の目地におすすめのグランドカバーは?
駐車場の目地にはグランドカバーはおすすめしません。
理由は、車が乗り入れること、車のせいで日当たりが悪くなること、土の深さが足りないこと、などからです。
どうしても目地に緑を入れたいなら人工芝を選びましょう。
人工芝はカットできるので、目地に合わせて調整できて、景観も緑に仕上がります。
立ち入ることが多い場所におすすめのグランドカバーは?
芝生かクラピアがおすすめです。
この2つはいくら踏んでもOKですので、庭全体に植えて、子供が遊ぶ場としても使えます。
成長するグランドカバーを広げない方法ってある?
ルートコントールをしましょう。
ルートコントロールとは、根っこが伸びる範囲を制限する方法で主に以下の3つの方法が挙げられます。
・「プランターを利用する」
・「地中に不織布の防根シートで枠をつくる」
・「防草シートを土の上に被せる」
プランターに植えれば持ち運びができてお庭の模様替えもしやすくなりますね。
地中に不織布の防根シートで枠をつくる、または防草シートを土の上に被せることで、生える場所を制限させることができます。
選んだグランドカバーの特性に合わせて試してみてください。
グランドカバーはお手入れ必須!手間がかかるものと理解しよう
ここまでの説明でお分かりになったと思いますが、グランドカバーはお手入れが必須です。
中には「クラピア」や「ダイカンドラ」といったお手入れが少なく済む植物もありますが、定期的な剪定や刈り込みは必要になります。
お手入れ不要のグランドカバーは存在しないので、手間をかけたくない、植物の管理は面倒といった方はグランドカバーは不向きです。
それでもお庭を緑にしたいという方は、人工芝がおすすめですね。
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