「ドライテックの駐車場を検討しています。2台分のスペースで30平米ほどです。どれくらいの費用がかかりますか?」
そんな疑問にお答えします。
今回は一番問い合わせが多い「ドライテックの費用」についての記事になります。
ドライテックは土間コンの3倍かかる?土間コンと費用は変わらない?など、ドライテックの費用については曖昧な情報ばかりで、実際にいくらかかったのかという情報はネットを探してもほとんど出てきません。
それにドライテックの費用の相場を知らないと、業者に騙されて高い金額を払ってしまった...という後悔をしてしまうかもしれません。
そこで今回は、ドライテックの工事費用を知ってもらおうと思い、実際にドライテック東京で工事を行なった見積もり事例も紹介しながら解説していきます。
ドライテックの工事費用や相場を知りたい方は、ぜひ本記事を最後まで読んでいただけたらと思います。
ドライテックの工事費用と相場について
結論から言うと、
1㎡当たり10000円〜18000円といったところです。(税抜価格)
「えっ、なんでそんなに費用の幅が出るの?」と疑問に思う人がほとんどかもしれません。
実は、ドライテックの費用は〇〇円!と即答することができないのです。
それには2つの理由があるからです。
1.ドライテック以外の工事もあるから
2.地域差で費用が変わるから
それぞれ具体的に話していきますね。
1.ドライテック以外の工事もあるから
ドライテックは敷くだけの工事で終わり、というわけではありません。
ドライテックを敷くまでには、現場の下準備や調整工事が必要になります。
具体的には下記のような工事です。
- 植栽撤去
- 土のすき取り
- 残土処分
- 砕石敷き込み・転圧
- 縁石設置
- その他諸経費
ドライテックは基本的に10cmの厚みで敷いていきます。そして、水を通すための下地として砕石も10cm敷く必要があり、合計で20cmほど地面を掘り下げる工事が必要になります。
それが、土のすき取り作業です。
その上に木や大きめの草が生えている場合には、植栽撤去作業も発生します。
すき取り作業一つとっても、重機を入れられない現場であれば全て手作業でやらないといけないので、そこは手作業のほうが手間代は多くかかってきます。
そして、掘り下げて大量に出た土、木や草などは捨てに行かなければなりません(残土処分)。
そのあとは最初に話したとおり、下地用の砕石を掘り下げた地面の上に敷き込んでいって、しっかりと平坦に転圧していく作業を行います。
またドライテックは面が取れないため、端部の調整のために縁石を設置する必要も場所によっては出てきます。
その他にも、升調整費、養生費、運搬費、ガソリン代、駐車場代、清掃費などといった諸経費もかかってきます。
これらの作業が終わってはじめて、ドライテックの本工事に取り掛かることになります。
1㎡当たり10000円〜18000円と費用の相場に幅があるのは、事前の準備にかかる調整工事の有無であったり程度によって変わることが1つの理由です。
「ドライテックの費用って大体いくらかかりますか?」といった質問に即答できない大きな理由は、こうした理由があるからです。
2.地域差で費用が変わるから
もう1つの理由は、地域によって費用が変わるからです。
まずコンクリート自体の値段が地域によってかなり変動することが影響します。
コンクリートだけではなく、下地用の砕石の値段も地域によって違います。
また土のすき取りで出た残土処分も、田舎であれば安く済みますが、東京都内であれば費用は倍以上高くなったりします。
また交通事情や現場状況も影響してきます。
例えば車の移動。都内だと渋滞も発生しやすく道も狭いので、移動コストもかなり割高になります。
一方で地方の場合は、道も広く渋滞の心配も低いので移動できる距離は長くなりますよね。また駐車場の料金も都内と地方では全然違います。
また広い敷地で工事しやすい現場が地方では多い一方で、都内は住宅密集地の現場で、細い道、狭い施工場所など、条件の厳しい現場が多く、その分様々な作業で手間代が多くかかってしまいます。
一概にどこの地域が安い、高いといった事は言えませんが、東京都内(特に23区内)はその他地域に比べると費用は高くなる傾向にあります。
このように費用相場の幅が広いのは、諸々の作業にかかる費用が地域によって変わるのも大きな理由になります。
じゃあ、駐車場30㎡をドライテック工事したら費用はどれくらい?
例えば、東京都内の施主様からこんな質問が来た場合だったら、
「概算ですと、おおよそ50〜60万円くらい掛かります」と答えます。
東京都内でのドライテック全体の工事費用は、大体にして1㎡当たり18000円(税抜)くらいはかかるので、30㎡×18000円=54万円という計算で「おおよそ50〜60万円くらい」という概算費用になります。
各作業の費用については下記のように設定しております。
- 土のすき取り(-200mm):1㎡2000円〜2500円
- 残土処分費 (-200mm):1㎡1500円〜2000円
- 砕石敷き込み転圧:1㎡2000円〜2800円
- ドライテック施工:1㎡12000円〜
他にも、植栽があれば撤去費、縁石敷設費、升調整費、諸経費(工事金額の10%程度)などがかかってくるので、トータルすると、大体にして1㎡当たりの施工金額は18000円(税抜)くらいになります。
もちろん概算費用ですので、必ずこの金額の範囲になるわけではなく、正確な見積もりを出すためには一度現場調査をさせていただく必要があります。
例えば、砕石やドライテックの運搬がしやすい現場であれば概算費用より安くなる場合もありますし、残土を別の場所に敷き直したいという場合なら残土処分費も浮く分安くなります。
一方で、本来なら一輪車で運ぶものを、現場が狭すぎてバケツで砕石やドライテックを運ばなければならない場所であれば、その分手間代が割増されることになります。
また、これも冒頭の話と同じように、ドライテック以外の工事のボリュームの差だったり、地域差で費用は変わってくるという話です。
ドライテックと土間コンクリートの費用比較について
GoogleやYoutubeでドライテックについて調べていると「ドライテックは土間コンクリートよりも2倍〜3倍も高い」と言っている情報を見かけたりします。
ちなみにそれはデマです。ただ半分は正解だったりします。
というのも2倍〜3倍にはならずとも、やはり高くなってしまうケースが多いからです。
これはドライテックと土間コンクリートの商品価格の差によるものです。
実際には1.5倍くらいドライテックのほうが費用は高くなります。(東京都内の場合)
ドライテック東京では問い合わせがほぼ都内のお客様からなので、概算費用を伝えると、
「えっ、ドライテックってそんなに費用かかるの!?じゃあ土間コンクリートのほうにするわ...」という人もわりと多くいたりします。
※もちろん現場状況によっては土間コンクリートとほぼ変わらない費用で施工できる場合もあることは事実です。
ですが、費用の差だけで土間コンクリートを選んでほしくないというのが正直なところです。
というのは、土間コンクリートに比べて性能や工期の面で沢山のメリットがあるからです。
具体的には下記のようなメリットです。
ドライテックの性能のメリット
- 水たまりにならない
- 水勾配を作る必要なし
- 排水設備を作る必要なし
- 滑り止め効果あり(滑りにくい)
- カビや苔が生えにくい
- 暑くなりにくい
- 耐久性が高い(ひび割れや色むらができにくい)
ドライテックは水を通すから水たまりになりません。
だから水勾配を作る必要もありません。
例えば駐車場を作る場合、土間コンクリートにしたら1mあたり1cmの勾配をつけないといけません。
これは車一台分のスペースで10cmほどの高さの差が必要になってきます。
こうなると玄関ポーチの高さで合わないといった状況になったり、排水計画もしっかり考えなくてはなりません。
ドライテックなら勾配が必要なくフラットなので、そうした問題を気にする必要がないのです。
また、車であれば洗車時の排水問題(近隣への配慮)も気にかける必要もなくなりますし、ゲリラ豪雨などの自然災害にもドライテックの排水性の高さが活きてきます。
ドライテックの工期のメリット
ドライテックの工事自体が数時間で終わるのに対して、土間コンクリートは最低でも丸一日かかります。
またドライテックは施工後数時間で歩くことが可能になります。(その日に歩ける)
これは施工後は絶対に立ち入りできない土間コンクリートとの大きな違いです。
工事自体の短さや、すぐに利用できるという工期の短さもドライテックの大きなメリットです。
外構工事は一生のうちに何度もお願いするものではありません。
せっかくドライテックの良さが分かっているのに、一時の費用の差だけで決めてしまうのはとても勿体無いことだと思います。
その後の10年〜20年を考えた計画性で選ぶことをおすすめします。
ドライテックのDIYの費用は?そもそもDIYは可能?
この記事を読んでいる方は、ドライテックについて色々と調べている人も多いと思います。
その中で、ドライテックのDIYに挑戦しようと思ってる方もいるかもしれません。
そこでドライテックのDIYの費用についてもまとめてみました。
ドライテックのDIYですが、下記のような道具が必要になります。
- 左官コテ /約1000円
- クワ /約2000円
- トンボ /約2000円
- 一輪車 /約10000円
- 転圧棒 /約10000円
- 転圧機(プレート) /1日レンタル約3000円
道具だけで言えば、30000円くらいあれば揃えることができます。(転圧機のレンタルは数千円くらい)
これにプラスしてドライテックの費用(商品価格)が加わります。(ちなみにドライテックの商品価格は1㎡5500円〜となっています)
単純計算すれば、30㎡の駐車場をドライテックでDIYしようとした場合の費用は、20万円くらいに収まることになります。
ドライテックのDIYの注意点
ただ、ちょっと待ってください。
冒頭でお話ししましたが、ドライテックには様々な工事が必要になります。
- 植栽撤去
- 土のすき取り
- 残土処分
- 砕石敷き込み・転圧
- 縁石設置
といった工事です。
木や草を撤去した後の残土処分費用もかかります。砕石の購入費用もかかります。
縁石や仕切り板を購入して作る必要も出てきます。
またドライテックの本工事も、生コン車からドライテックを一輪車で運ぶ→均して平坦にしていく、という作業を手際よくやらないとなりません。ドライテックが固まってしまうからです。
30㎡の広さだとしたら、最低でも3人ぐらいの人手が必要になってきます。
そう考えると、はたしてDIYが安いと言えるのかは疑問です。
総額費用で言えばたしかに安く上がるかもしれませんが、それまでにかけた膨大な作業と時間は非常にコスパが悪いです。
またドライテックは生ものです。そのためドライテックの本工事は失敗できません。
初めての人がミスなくできるかといったら怖いものがあります。
ドライテックのDIYは可能なのですが、ドライテックの販売業車として施工業者としての意見で言えば、DIYはおすすめできないというのが正直な意見です。
ドライテック東京の実際の見積もり事例を紹介!
ここで具体的なイメージを持っていただくために、実際の見積もり事例を紹介したいと思います。
住所:東京都台東区
広さ:73㎡
場所:裏庭
お見積もり金額:1,750,000円(税込1,925,000円)
- (内訳:全て税抜価格)
- 植栽撤去工事(処分運搬費込み):175,000円
- 土すき取り工事:160,600円
- 残土処分/運搬:122,500円
- 砕石敷込み/転圧:204,400円
- 縁石設置:31,220円
- ドライテック工事:876,000円
- 現場養生・清掃:35,000円
- 諸経費(安全対策費/交通費/駐車場費/法定福利費):150,000円
東京都内でのドライテックの工事費用は、大体にして1㎡当たり18000円(税抜)くらいと紹介しましたが、こちらのお客様の場合はそれよりも高い金額となった理由は、
植栽撤去工事(処分運搬込み)が必要で、そのボリュームによるもの、
▲施工前の状況
▲植栽撤去工事中
また残土処分費用が地域的に高いこと、また交通費や駐車場費等が関係しています。
▲植栽撤去後
▲土のすき取り後/残土(一部)
また裏庭の工事だったので、下地用の砕石運びや、生コン車が直接現場にドライテックを落とせないので、一輪車で運ぶ手間作業分が少し割高になった形です。
▲ドライテック本工事
このように植栽撤去工事が必要な場合や、残土処分費用が高い地域の場合など、現場の状況や地域差により一概に1㎡当たり18000円(税抜)とは言えないということを、ご理解いただけたらと思います。
ただ、植栽撤去が不要、残土処分も安い地域、砕石やドライテックを直接落とせる現場だったりした場合は、相場よりも安いお見積もりになるのでそちらも知っておいて頂けたらと思います。
ドライテック工事の見積もりを取る際の注意点
最後に、ドライテックの工事見積もりを取る際の注意点を3つまとめてみました。
1.相見積もりは取ったほうが良いです
1社だけに任せるのではなく、相見積もりは取ったほうが良いです。
世の中の工事業者の多くはドライテックの工事費用を公開していません。業者によってはお客様の足元をみて法外な見積もりを出すところもあります。
そのため1社だけを信じないこと、また本記事の工事費用を参考にしていただき、業者に騙されないようにしましょう。
2.ドライテックの施工実績があるか確認すること
見積もりを取る前には必ず「ドライテックの工事実績はありますか?」と確認するようにしましょう。
中には工事実績がないのに見積もりだけ出す業者、施工実績がないので代わりに土間コンクリートのほうを推してくる業者もいたりするので注意が必要です。
ただ現状の問題点として、ドライテックの施工業者というのはまだまだ少ないという事情があります。
ネットで検索して調べて出てこなかったら、「生コンポータル」というサイトをチェックしてみてください。
生コンポータルでは全国のドライテック施工業者が掲載されています。
ただ、掲載されているけど施工実績はないという業者もあったりするので、施工実績はあるか確認をしてから見積もり依頼をするようにしましょう。
3.価格だけで決めない
最後に大事なことなのが、価格だけで決めないほうが良いということ。
外構やエクステリアは一生のうちに何度もお願いするものではありません。
前述しましたが、費用の差だけで比較して、ドライテックではなく土間コンクリートを選ぶというのは、その後の10年〜20年の生活環境を考えたら賢い選択とは言えないものだと感じます。
またドライテックの相見積もりの時もそうです。
例えば見積もり前の現場調査のとき。
営業マンだけが来て写真を撮るだけで素っ気なく帰ってしまう業者と、実際に施工する職人さんが来て細かい質問も全て現場で聞いてくれる業者、どちらにお願いしたいと思いますでしょうか?
前者の場合は詳細の現場調査をしなかったせいで、後々追加費用が発生しますと言われる可能性もあります。
またホームページで金額も公表して、施工する人の顔も出している業者と、ホームページもなく金額も顔も出していない業者だったらどっちが信用できそうでしょうか。
基本的にドライテック工事は人件費が費用の多くを占めるので、金額を出していない業者は一般のお客様の場合には足元を見てきますので注意が必要です。
世の中なんでも価格破壊が好まれる風潮がありますが、外構やエクステリアは一生のうちに何度もお願いするものではありません。
安く安くと訴える業者は経費を切り詰めて工事するので、対応が雑になったり、やっつけ工事による工事不備、後々のトラブルになるケースもあったりします。
それに現場によっては、ドライテックではなく土間コンクリートやアスファルトにしたほうが良いケースもあります。
そうしたことを親身になって相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてくれる業者を選んだほうが今後の生活をより充実させてくれます。
価格・費用だけで判断するのは良くないということを知って頂けたら幸いです。
もし業者に依頼してのリフォームをするなら、業者選びは1社だけに頼らず、複数社の見積もりを取りつつ信頼できる業者を見つけるようにしてくださいね。
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そんなあなたのために「見積もり金額を下げるコツ」を紹介します。
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上記のように、複数の業者に問い合わせてみてください。
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外構やエクステリアのお買い物は一括見積もりがおすすめな理由
価格を安くできて、優良業者が見つかるからです。
外構やエクステリアのお買い物は、一般の人であれば人生に一度か二度経験するくらいのこと。そのため知識がないのが普通です。
だから後悔しないよう、価格を安く、かつ失敗しない外構にするには業者選びは慎重に。
そのため1社だけではなく複数業者に相談することを強くおすすめします。
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また一括見積もり依頼は1分で終わります。必要最小限の項目だけでOKです。
自分で調べて1件1件問い合わせる、車で業者さんを周るといった、業者さん探しの手間が圧倒的に省けます!
それに業者探しの手間が省けると、商品やプランの検討に時間が使えるようになるので、外構に失敗する可能性は低くなります。
業者選び、商品選びとやることも多くなると、結局の目的は何だったのか見失ってしまうことも。。。そんな心配もなくなりますね。
一括見積もりは「検討段階」でもOK
「注文するかどうか分からない」といった、とりあえず考え中の段階でも大丈夫です。
業者側もそうした相談が多いことは分かっているので、丁寧に相談に乗ってもらえます。
特に新築の場合は考えることも多いですからね。新築の場合は備考欄に「新築外構」と入れることで得意な業者さんを紹介してくれます。
一括見積もりなら最安値で業者が探せる
そして何といっても一括見積もりの最大のメリットなのが、「価格が安くなる」ことです。
業者によって、エクステリア商品・工事費用に差があるからです。
比較見積もりを取ることで、2社であれば優劣が分かり、3社以上で平均相場が分かってきます。
実際の現場訪問しての見積もりは2社でも問題ないですが、事前の費用や割引率などの確認は、できるだけ多くの業者さんから取ることをおすすめします。
例えば価格の大きいカーポートやフェンスなどは、相見積もりで割引率が5%しか違わなかったとしても、金額の差にすると2~3万円も変わってきます。
見積もりと1~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が決まってしまうので、ここで手を抜くのはもったいないです!
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上記のサイトは新築外構にも対応しているので、新築外構の相談の方もお気軽に申し込んでくださいね。
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